「緊張することはいいこと」木村拓哉からの金言に「救われた」 大原優乃、「役に歩み寄れる役者」への挑戦
俳優の大原優乃が、今月17日からスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『あにいもうと』(土曜午後10時)にレギュラー出演する。「舞台、映画、写真……、いろんなことに挑戦し続けられた上半期でした」。そんな大原が挑むのは、榮倉奈々×赤楚衛二のダブル主演による禁断ラブサスペンス。実力派俳優2人の印象や、来年迎えるソロ活動10周年への思いを聞いた。

『あにいもうと』で共演の榮倉奈々と赤楚衛二に感銘
俳優の大原優乃が、今月17日からスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『あにいもうと』(土曜午後10時)にレギュラー出演する。「舞台、映画、写真……、いろんなことに挑戦し続けられた上半期でした」。そんな大原が挑むのは、榮倉奈々×赤楚衛二のダブル主演による禁断ラブサスペンス。実力派俳優2人の印象や、来年迎えるソロ活動10周年への思いを聞いた。(取材・文=小田智史)
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――10月期テレビ朝日系ドラマ『あにいもうと』では、榮倉さん演じる主人公・奈緒と同じ「汐見崎市民病院」で医療事務として働く、田中梨花を演じます。
「梨花は常に誰かを思って行動できる役柄で、頼もしいなと感じました。勤務中の医療事務としてのお芝居はあまりなかったので、純粋に梨花という人物像、これまでの生い立ち、内面的なものを自分なりに深掘りして演じていました。修司(赤楚)、その妹である絵里(宮﨑優)と深い関係があることだけ明かされているんですが、演じる上でブレないことを大事にしました」
――W主演の榮倉さんと赤楚さんの印象は。
「榮倉奈々さんは、すごくナチュラルにその場所に存在される役者さんだなと感じました。もともとお芝居のファンだったんですが、実際に生で肌で感じることができて、とても光栄でした。真夏の撮影で、ご一緒させていただいたシーンが猛暑日で屋上で真っ白な照り返しの中、うだるような暑さのおかげでくだけてお話しさせていただけて、暑さに救われたなと思いました。赤楚さんは私が演じる梨花にとって大切な存在なので、役を演じる上でお話しをさせていただいたこともあります。現場ではとても穏やかな方ですが、本番で目を合わせると役として背負われているものを痛いほど感じて、役に対してすごく実直な方だなという印象を持ちました」
――『あにいもうと』は、トラブルメーカーの“兄”を持ちながらも念願の医師となった“妹”春木奈緒(榮倉)と、病と闘う“妹”を懸命に支える“兄”園田修司(赤楚)の“許されざる愛”を描く物語です。今作の見どころを教えてください。
「登場人物がとても多い作品なので、考察しがいがあると思います。私自身もクランクインした時に結末を知らずに撮影していて、実際に最終話の台本をいただいた時に『こうなるんだ』という驚きがありました。梨花として何を、誰を思っているのか、そして2組の“あにいもうと”を軸に繰り広げられるラブサスペンスを、ぜひ考察しながら楽しんでいただきたいと思います」

刺激を受けた市原隼人の姿勢
――今年は映画『教場Reunion / Requiem』をはじめ、テレビ朝日系連続ドラマ『ぜんぶ、あなたのためだから』、時代劇ショートドラマ『まめで四角でやわらかで』、テレビ朝日系連続ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』(ゲスト出演)、日本テレビ系連続ドラマ『ファーストクライ』など、数々の作品に出演しています。
「『教場』は生徒が多い中で、自分の役を見出すという役作りへの追求であったり、モノづくりをすることにおいて、キャスト、スタッフの皆さんと一つになることの大切さを改めて身をもって感じた半年間でした」
――“鬼教官”・風間公親を演じた木村拓哉さんと対峙しての感想は。
「木村さんは常に作品の真ん中に立って導いてくださる方でした。役としても私自身としても、何か一つでも返したいという思いで現場にいさせていただいていたので、木村さんに導いていただいた感情がたくさんあります。風間教官に呼び出されるシーンの時、緊張してしまって、真夏の撮影だったことも重なって汗が止まらなくなってしまったんです。でも、そこで『緊張することはいいことだよ』と言葉をくださって、すごく救われました。常に生徒全員を俯瞰(ふかん)して見てくださっている方だったという印象です」
――2017年に俳優デビューして、来年で10年が経過します。自身が考える役者としてのターニングポイントはありますか。
「近年で言うと『教場』ですが、全体の転機で言うと(2019年の日本テレビ系連続ドラマ)『3年A組-今から皆さんは、人質です-』です。当時は自分のパブリックイメージに近い役をいただくことが多かった中、最近は役の幅が広がったり、出会う役柄も変わってきているので、そこはお芝居を始めた当初は想像していませんでした。どんな役をいただいても、自分が(その役を)生きたからこそ出せるものがあるように、いろんな感情には敏感でいたいと日頃から心がけています」
――憧れの俳優さんはいますか。
「(連続ドラマ)『おいしい給食』で市原隼人さんとご一緒した中で、ここまで真っすぐ貫いた先にはこんなにかっこいい姿があるんだというのを教えていただきました。市原さんとご一緒させてもらった時間が今も生かされ続けているなと感じています」
――Dream5でデビューして以来、昨年で芸能活動15周年を迎え、来年にはソロ活動を始めて10周年となります。
「10代の学生時代に、自分自身やお仕事との向き合い方を教えていただき、今の自分は過去のグループ時代に形成してもらったと思っています。そこから性格を含めて基本的なことは変わっていません。今はお芝居に力を入れたいと考えています。手応えはないですが、年を重ねていくにつれていただく役の幅の広さも、役として背負っているものも大きくなっているのを実感しているので、過去の自分に捉われず、それを超える思いで一つひとつ向き合っていきたいと思っています。役を自分に寄せるのではなくて、役に歩み寄れる役者でいたいです」

世の中は「時短を求め過ぎている」
――12月18日に自身初となるフォトブック『大原優乃フォトブック(仮)』(主婦と生活社)が発売されます。
「今回、『ar』さんからお話をいただいて、自分がより愛を持って責任を持ってお伝えできる情報を詰め込みたいということをお伝えさせていただきました。それが『ボディー』です。私が日頃どういうマインドで、どういうことをしているのかを徹底的に詰め込んだ1冊になっています」
――大原さんはパーソナルトレーニングに通っていることを公言しています。ボディーメイクへのこだわりは。
「食べないダイエットではなく、食べて運動して、ポジティブオーラのあるボディーが好きです。食事も運動もどちらも大切にすることで、心も体も健康に美しく保てると思っています。自分の中の理想を追い求めていく中で、日々自炊している写真であったり、行っているサロンであったり、寝る前にやっていることであったり、全てをこのフォトブックに載せるつもりです」
――ボディーに対する考え方は以前からずっと同じですか、それとも変わった時期はありますか。
「食べないダイエットをして成功したと思っていたんですが、写真を撮っていただいた際に、ポジティブオーラが欠けてしまって見えて、(自分的に)『かわいくない』とショックを受けたことがありました。そこからまた自分自身のロールモデルというか、目標を作り直して、今の形まで行き着きました。考え方は人それぞれですが、時短を求め過ぎている世の中だなと感じることはあります。取材の際に『時短で痩せる方法はありますか?』と聞いていただくことがあって、『そんなものはない』と自分では思っています(笑)。日々どれだけ自分と向き合って、積み重ねていくことで手に入れられるかを大切にしているので、継続し続ける、努力し続けることが成功への時短だと思っています。ボディーを含めて、自分と向き合うことにはゴールがありません。失敗があってこそ成功に繋がると思っています」
――自分自身で見た「大原優乃」はどういう人物・キャラクターですか。
「普段は考えることが多いですし、自分に自信があるわけではないです。努力だったり、自分自身と向き合った時間でやっと自信につながったり、心のお守りになったりするような性格なので、常に仕事に対しての考えごとはしている気がします」
――今年残り2か月、そして来年に向けた目標を聞かせてください。
「やっぱりお芝居に没頭していたいです。そのためにもいろんなお仕事に挑戦させていただいて、それが全てお芝居に生きていると思っているので、1つひとつ丁寧に向き合い続けたいです。年末のフォトブックでは、ぜひ“史上、最高に甘~い”私に胃もたれしていただけたらうれしいです!」
衣装協力/ete、Jouete 、KINO THE KEI
□大原優乃(おおはら・ゆうの)1999年10月8日、鹿児島県生まれ。2009年にNHKEテレ『天才テレビくんMAX』のオーディションに合格し、Dream5のメンバーとしてデビュー。俳優としてはテレビ東京系ドラマ『ゆるキャン△』、日本テレビ系『秘密を持った少年たち』、テレビ神奈川ほか『おいしい給食season3』『などに出演。17年からはグラビア活動もスタートさせ、今年1月には3rd写真集『あのね、ほんね』(集英社刊)を発売した。
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