「変わり続けないとダメ」…『めちゃイケ』総監督の金言 48歳・雛形あきこ、デビュー35年への進化論「どんどん新しい自分を」

俳優の雛形あきこが、来年にデビュー35年を迎える。グラビアアイドル、俳優、歌手、タレントと幅広く活動し、プライベートでは1児の母。48歳となった今なお、「新しい自分」を追い求めて彼女がチャレンジを続けられる原動力とは――。

インタビューに応じた雛形あきこ【写真:舛元清香】
インタビューに応じた雛形あきこ【写真:舛元清香】

産休で「もう一度イチから仕事を始めたい」と再確認

 俳優の雛形あきこが、来年にデビュー35年を迎える。グラビアアイドル、俳優、歌手、タレントと幅広く活動し、プライベートでは1児の母。48歳となった今なお、「新しい自分」を追い求めて彼女がチャレンジを続けられる原動力とは――。(取材・文=小田智史)

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――1992年に中学生で芸能界デビューしてから、35年がたとうとしています。グラドルとしての才能を見いだされ、グラビアデビューしたのち、90年代半ばからは俳優業にも本格参戦。テレビのバラエティー番組にも出演するなど幅広い分野で活躍してきました。

「本当に35年もたってるかなっていうぐらいあっという間で、早いです。(1993年に)1冊目の写真集(『Four Colors』)を出した時のことはしっかり覚えていますし、今回22年ぶりに出す写真集(『三原色』/主婦と生活社/10月16日発売)も初めて出す1冊のような感じで挑んでいるところもあります。確かにたくさんのことを積み重ねてきましたが、また新たな気持ちということもあってか、35年が一瞬だったような気がします」

――35年のキャリアで印象深い出来事を挙げるとしたら。

「産休で仕事を1回お休みしました。(2000年5月に出産する前の)半年ぐらいなんですけど、その前まではものすごく忙しくて、休みもほとんどないくらい働いていたところから突然毎日休みになるんです。出産までの約3か月ゆっくりして、ずっとテレビを見ている中で、一緒にやってきた方々は頑張っていて、一瞬置いていかれたような気持ちになる時期がありました。あまりに『自分に何もないな』と感じた反面、仕事が一番の人間になっていたんだなと気づいて、『もう一度イチから仕事を始めたい』『本当にこの仕事が好きなんだな』と再確認しました。

――自分は芸能の仕事が好きだと改めて気づいた、と。

「この仕事があって、ちゃんと自分を表現できる時間があることで、自分が自分でいられるんだなと再確認した時間ではあったと思います」

22年ぶりに写真集を発売【写真:舛元清香】
22年ぶりに写真集を発売【写真:舛元清香】

夫・天野浩成は「仕事の上でもいいパートナー」

――出産以降で自分自身に変化はありましたか。

「(1998年5月)結婚して、(2000年5月に)出産して、(03年11月に)離婚もして、そして(2013年に)今の主人(天野浩成)と再婚しました。自分のパートナーであると同時に、仕事の上でもいいパートナーで、私のことを本当によく見てくれていて、いろんなアドバイスをくれます。天野との出会いは、私にとって仕事の上でもプライベートでも大きいのかなと思っています」

――キャリアで影響を受けた方、大事にしている言葉はありますか。

「『めちゃイケ』(『めちゃ×2イケてるッ!』)時代、総監督の片岡飛鳥さんに大変お世話になりました。番組が10数年続いた時、片岡さんは郷ひろみさんが“変わり続けないと飽きられる”という話をしているのをテレビで見たそうです。インタビュアーに『変わりませんね』と言われて、『違うんだ。僕が変わり続けているから、変わらないと思ってくれているんだよ』と答えていて、すごいことだと思う、と。だから『ちゃんと乗り遅れずに、変わり続けないとダメなんだぞ』と片岡さんは言ってくれました。同じことをしていたら歩みは止まってしまって置いていかれてしまうし、流行りや波に乗らなければいけないこともある。当時の私はその言葉の半分も理解していなかったはずです。こうして年を重ねて、いろんな経験をしてみないと分からないこともたくさんあるんだなと感じます」

――自分で見た「雛形あきこ」はどんなキャラクターですか。

「私は、もう本当にマイペースです(笑)。仮に何かを考えていても、自分のことしか考えてないのかもしれません(笑)。それこそ写真集を出すという話になってから、こんなことがしたいと言っても、ちゃんとまとめてくれるのは周りのみんなで、天野は『こうなんじゃない』と細かく言ってくれるので、1冊が形になったと思います。私の思いを反映しさせる上で天野は必要不可欠であり、大切な存在。たぶん私は大雑把なので、すごくいいバランスな気がします」

『めちゃイケ』監督からの言葉とは【写真:舛元清香】
『めちゃイケ』監督からの言葉とは【写真:舛元清香】

22年ぶり写真集で手にした「自信」

――来年1月に49歳を迎えますが、これから挑戦してみたいことは。

「今回、48歳で22年ぶりに写真集を挑戦したことによって、自信になることもたくさんありましたし、気付かされたこともあったので、きっとこれが他の仕事でも役に立つはずです。ボディーメイクは単純なビジュアルだけかもしれないですけど、前向きになれることが一つひとつ増えていって、まだまだ進化していけたら、チャレンジしていけたらと思っています」

――ファンの方にメッセージをお願いします。

「それこそ変わっていくこともチャレンジの一つで、まだ私がやれていないことはたくさんあるはずです。チャレンジは続けていきたいですし、どんどん新しい私を出していけたらと思っているので、それを見守っていただけたらうれしいです」

□雛形あきこ(ひながた・あきこ)1978年1月27日、東京都出身。14歳から芸能活動を始め、グラビアアイドルとして人気を博したのち、1992年に俳優デビュー。94年にフジテレビビジュアルクイーンに選ばれ、96年には第33回ゴールデン・アロー賞グラフ賞を受賞した。ドラマなどで活躍する一方、人気バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』では22年にわたってレギュラーとして出演。現在もドラマ・映画・舞台など幅広く活躍している。身長164センチ。

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