乃木坂46岩本蓮加「やはりアイドルとは違う」 舞台出演に不安も…芽生えた自覚「後輩の道を閉ざさないように」
アイドルグループ・乃木坂46の岩本蓮加が、10月23日に幕を開ける舞台『春よ来い、マジで来い』に出演する。ドラマなど芝居の経験は多いが、本格的な舞台は今回が初めてとなる。これまでは、舞台に対してハードルが高いと感じていたというが、満を持しての決断。この背景には、後輩らの道を切り開いていきたいという先輩メンバーとしての自覚があった。

舞台『春よ来い、マジで来い』に出演
アイドルグループ・乃木坂46の岩本蓮加が、10月23日に幕を開ける舞台『春よ来い、マジで来い』に出演する。ドラマなど芝居の経験は多いが、本格的な舞台は今回が初めてとなる。これまでは、舞台に対してハードルが高いと感じていたというが、満を持しての決断。この背景には、後輩らの道を切り開いていきたいという先輩メンバーとしての自覚があった。(取材・文=星川莉那)
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――出演が決まった時の心境を教えてください。
「舞台の経験が浅かったので、不安がすごく大きかったです。1人でこなすメンバーや先輩方が多かったので、『偉大だな』『私にはできないな』と思っていました。なので(決まった時は)少しおびえていましたが、(グループの)先輩メンバーとして(3期生が)2人しか残っていないので、後輩たちが新しいことに挑戦していく道を閉ざさないように、どんどん挑戦していかないといけない、という思いでした。数々の舞台を観てきたお客さんが多いと思うので、恐怖はありますが『初めてなので一から頑張ります』という気持ちで挑んでいます」
――脚本を読んだ感想を教えてください。
「誰もが共感できるシーンが入っていると思いました。大学生って人生の分岐点だと思うので、そこをリアルに描かれているのが面白くて。私は中学生からアイドルの仕事をしているので、すごく難しかったのですが(脚本・演出の)マギーさんから『作り込むのはまた違う』、『とにかく楽しく演じて』とアドバイスをもらいました」
――マギーさんから具体的にどういったアドバイスをもらいましたか。
「『ヘラヘラして』って言われました(笑)。私がすごく緊張してるのが伝わっていたのか、『何も怖がらなくていいし、(岩本の)舞台の印象を変えたいから楽しんでほしい。若さゆえに何でも口にしてしまうパワフルさを大事にしてほしい。何も考えずに、ただ大きい声を出している女の子で通用するから』と言ってくださいました」
――岩本さんが演じる美樹という役の印象を教えてください。
「私は普段、思ったことを本人に伝えていますが、それでも考え込んだり、『一旦言わないでおこう』と思うこともあります。なので、若いパワフルさで感情的に伝えるということは意外とできないですし、すごくかっこいいなと思いました。空気が読めないところはあるんですけど(笑)。それもひっくるめて、素直でかわいらしいですし、不器用な優しさを持っていて、私と重なる部分もあって愛おしく思いました」
――美樹は、物語に影響を与える重要な役柄ですよね。
「最初は明るくてパワフルな子というイメージだったので、まさかこんな重要な役だと思っていませんでした。強めな子なので、(美樹の)一言で主人公を動かすのは、かなり大事な役だと思ってかなりおびえています(笑)」
――主演の空気階段・水川かたまりさんの印象を教えてください。
「本当に役柄にぴったりな方って全員で口をそろえて言っていました。演技も上手なのですが、間の取り方や、ボソッと発するセリフでも人柄が伝わる言い方がすごく上手です」
――他の共演者の皆さんや、現場の雰囲気はいかがですか。
「一人ひとりが個性豊かなので、私がすごく普通に感じます(笑)。年齢層もバラバラで、強烈な個性を感じたのですが、皆さんすごく優しい方なので、怖さは1ミリもなかったです。ワンシーン終わるごとに、『今の良かったね』ってプチ雑談しています」

パワフルな女子大学生・美樹役
――メンバーに報告した時の反応を教えてください。
「舞台の経験が豊富なベテランで同期の伊藤理々杏とか、たくさんのメンバーが『観に行きたい』って言ってくれてうれしかったです。あと理々杏が『大学生とかリアルな話を原作にしている舞台って逆に難しいよね』って言っていたので、『理々杏も難しいと感じるなら私も難しいか』と勝手に安心しています(笑)」
――ドラマなどに多く出演されていますが、舞台の印象はいかがですか。
「(ドラマは)同じシーンを撮影しないですし、繊細さが活きてくるのですが、(舞台は)毎日同じ演技をする不思議さ、やり直しできない恐怖さ、オーバーに表現する難しさがあります。ライブでステージに立つ時とは全く違います。日常とかけ離れた演技をする難しさを感じます」
――その中で、今回で舞台により興味関心を持ちたいという思いはありますか。
「もちろんあります。やはりアイドルとは全く違いますし、主に舞台の仕事をされている役者さんと同じレベルでやらないといけないプレッシャーの中で、他のメンバーが結果を残していて、私もそういう存在に近づきたいです。今回、挑戦する機会をいただいたので、舞台は楽しいものだと思いたいです」
――注目してほしいシーンはありますか。
「想像の5倍ぐらい大きな声を出すので、視野が広がる感じがします。乃木坂の時は感情を全面に出したり、声を上げることはないので(笑)、今まで見たことない私が見られると思います。ファンの方が驚くぐらい元気だと思うので、びっくりしないでほしいな、と思います(笑)」
――NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の作者・足立紳氏の実話を交えた脚本ですが、朝ドラ出演への思いはありますか。
「学校行く前や、録画したりルーティンで見ていました。一番最初に見たのは『あまちゃん』でした。作品によって世界観が全然違うところが好きです。朝ドラはすごいですし、すばらしくて尊いと思っています。憧れはもちろんありますので、もし挑戦できる機会があったら全力で頑張ります」
――今後演じたい役柄はありますか。
「キラキラした学園ストーリーに憧れがあるので、まだギリギリいけるうちに高校生役を演じたいです(笑)。あとバカリズムさんの作品がすごく好きなので、リアルな日常を演じられる役にも挑戦したいです」
□岩本蓮加(いわもと・れんか)2004年2月2日、東京都生まれ。16年9月4日、乃木坂46の3期生オーディションに合格。18年8月8日発売の21枚目シングル『ジコチューで行こう!』で初の選抜メンバー入り。22年4月1日公開の『世の中にたえて桜のなかりせば』で映画初出演、初主演。24年7月期の関西テレビ『そんな家族なら捨てちゃえば?』でダブル主演として連続ドラマ初主演。25年1月放送の『天久鷹央の推理カルテ』で声優としてテレビアニメ初出演。
ヘアメイク:新山知佳
スタイリスト:鬼束香奈子
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