熊本出身の高良健吾、地震に胸痛める「人が人を見る場所で物資不足」 試写会で現状発信

俳優の高良健吾が3日、NHK放送センタ―で行われた同局特集ドラマ『手塚治虫の戦争』試写会に、原田琥之佑、野内まる、久野渚夏、山田健人、田島彰洋プロデューサーと共に登壇した。

イベントに登壇した高良健吾【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した高良健吾【写真:ENCOUNT編集部】

NHKドラマ『手塚治虫の戦争』試写会

 俳優の高良健吾が3日、NHK放送センタ―で行われた同局特集ドラマ『手塚治虫の戦争』試写会に、原田琥之佑、野内まる、久野渚夏、山田健人、田島彰洋プロデューサーと共に登壇した。


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 舞台は1970年代の東京。漫画家としてどん底にあった手塚治虫が、自身の戦争体験をもとにした漫画『紙の砦』を描き始める。少年誌の連載は打ち切られ、会社も倒産。すべてを失いかけたその時、なぜ手塚は“戦争”を描こうとしたのか――。執筆に挑む1970年代の手塚と、戦時下を生きる彼の分身・大寒鉄郎。漫画を描くことに生を見出した二人の物語が、時代を越えて重なり合う。

 冒頭、熊本出身で「熊本市わくわく親善大使」を務め「くまもと復興映画祭」などにも積極的に参観するなど、郷土愛が深い高良は、7月28日に最大震度7を観測した「令和8年熊本地震」について「前回の地震から10年という節目で、またこういう大きな災害が起きて、僕もその10年の間の復興の様子を見ていたので、驚き、胸が痛くて」と声をしぼり出した。

 続けて「前回とはまた違う場所で起きているので、大きな被害が出ています。自分にできることは何かというのは探しているんですけれども、自分のいとこが八代市に住んでいて、数日前まで車中泊をしていました。そのいとことはずっと連絡を取り合っていて、いとこから現地の声として聞いたものがあるので、ここでしゃべらせてもらえるとうれしいです」と語る。

 そのうえで「八代市と宇城市にかなり大きな被害があって、特に老人ホームなどに水や食事、ミキサー食って言うんですかね、それからおむつとおむつシート、介護士の手袋などが不足しているようです。介護食というのは工場が作っているものなので、今は工場がストップしていて、介護食などが足りていないみたいです」と報告する。

 さらに「それと保育園です。現地の方も生活や仕事に戻り始めているので子どもを預けるのですが、その時に現地の保育園で水が足りていない、そういう状況があるみたいで。やっぱり保育園であったり、老人ホームであったり、避難所や介護施設であったり、人が人を見る場所、そういう所にいろんな物資が足りていない状況のようです。またエアコンが届いたとしても電気が通っていないので、避難所が昼はカラカラだったりとか、そういう状況があるみたいです。そして、水が足りていてもお風呂に入れないとか、そういう状況が現地ではあるみたいです」と伝えた。

「報道と現地の声というのはまた違うと思うので、自分のいとこや、そのいとこの周りから聞いたのはこういう状況です。これがまた、こういう場所から発信することによって、いろいろな人に伝わっていけばいいなと思っています」と思いを語っていた。

 過去にも大きな地震があったが、「僕が今できることというのは……」とつぶやくと「復興というのは、今この瞬間だけじゃなく継続的に向き合っていくことだと思っています。本当に、被災された方々が1日でも早く日常を取り戻せることと、状況を責めて心が傷つかないようにと思うこと。そして、少しでも心が休まる時間や出来事が現地の方にあるように」と祈りを込めていた。

 そして「いつか自分たちみたいな違うリズムが現地に行くことで潤うこともあると思うので、それはタイミングを見て行動したいなと思っています」と今後に思いをはせていた。

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