高橋文哉、かつて抱えていた“実力と知名度”への葛藤「すごく悩んでた時期が1年ぐらいあって」
俳優の高橋文哉が、映画『キングダム』『国宝』などを手掛けるプロデューサー・松橋真三氏の初著書『凡人プロデューサー 日本映画で世界を変える!』の発売記念トークイベントおよび記者会見に出席。作品への覚悟や、かつて抱えていた俳優としての葛藤を明かした。

映画『キングダム』『国宝』プロデューサー・松橋真三氏は「世界に行きたい」と意欲
俳優の高橋文哉が、映画『キングダム』『国宝』などを手掛けるプロデューサー・松橋真三氏の初著書『凡人プロデューサー 日本映画で世界を変える!』の発売記念トークイベントおよび記者会見に出席。作品への覚悟や、かつて抱えていた俳優としての葛藤を明かした。
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数々のヒット作を連発してきた松橋氏だが、当初は「現役の間は本を出すつもりはなかった」という。執筆を決意した背景について、「映画業界に入りたいけれど、どうすればいいか分からない若い子たちがたくさんいる現状があると。盛り上げるためにプロデューサーがどんな仕事をしているのか、自分の話と絡めながらまとめて1回書いた方がいいんじゃないかというような結論に至って、書くことにしました」と説明した。
イベントでは、映画『ブルーロック』で主演を務める高橋が、当時の熱い思いを吐露。
高橋は「この作品で売れたいと言ってて。これまでいろんな作品でも主演やらせていただいて、映画もやってきたんですけど、ほんとに『ブルーロック』って感覚も気持ちも意気も覚悟も違う」と振り返る。
さらに、21歳頃に抱えていたという悩みも告白。「今だからしか言えないんですけど、自分の実力と街で知っていただく母数の数が全く合ってないっていうのが……。すごく悩んでた時期が1年ぐらいあって。外に出れば高橋文哉というのを聞いたり、テレビCMに自分がいたりとかする中で、毎日お芝居の現場に行ってはいるものの、自分のやるせなさはどこにいたらいいのかみたいな時に(松橋さんに)救ってもらったような感覚があるんです」と、当時の心境を告白した。
これに対し、松橋氏は「役者はすごく地味じゃないですか。撮影場所に行って、その世界で演技を夜中までやって、家に帰ることを繰り返し。結局、積み重ねなんですけど、それをちゃんとやってると誰かが見てる。それは私も見ていて、次はこの子だと。その子の未来みたいなものを一緒に見るというか。自分もやりたい企画があるからそれをやるためには誰かを探す。一生懸命頑張っていたら、誰かが見てるっていうのは本当だと思います」と激励した。
さらに、経済産業省がコンテンツ産業に10億円規模の投資を行う方針を示すなど、国を挙げた動きについても触れられた。
松橋氏は「世界に行きたい。日本の映画業界、過渡期になると思っていて。世界に出ていく近道は役者のみなさんのパワー。役者のパワーを考えるのは、企画を考える私のような人間。一緒になっていいものを作らないと世界にはいけない。国家戦力としてそういう方針があることは素晴らしいことだと思うし、誰かがやらないといけないだろうから、私は先陣切ってやりたいと思っています」と宣言した。
松橋氏は1969年8月18日、青森県十和田市生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、1994年にWOWOWに入社し、映画『バトル・ロワイアル』でプロデューサーデビュー。2005年に独立して以降、『銀魂』『キングダム』『沈黙の艦隊』『ゴールデンカムイ』、さらには『国宝』『SAKAMOTO DAYS』『ブルーロック』をはじめ数多くの作品をプロデュース。
これまでに手掛けた全作品の累計興行収入は、2026年までには1000億円を突破する勢いを見せており、優れた映画プロデューサーに贈られる「藤本賞」を『銀魂』『キングダム』『国宝』で計3回受賞するという快挙も成し遂げた。
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