高橋文哉、映画『ブルーロック』主演への覚悟 松橋真三プロデューサーとの“勘違い”から始まった抜擢秘話も

俳優の高橋文哉が、映画『キングダム』『国宝』などを手掛けるプロデューサー・松橋真三氏の初著書『凡人プロデューサー 日本映画で世界を変える!』の発売記念トークイベントおよび記者会見に出席した。

イベントに登壇した松橋真三氏、高橋文哉(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した松橋真三氏、高橋文哉(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

『凡人プロデューサー 日本映画で世界を変える!』の発売記念トークイベント

 俳優の高橋文哉が、映画『キングダム』『国宝』などを手掛けるプロデューサー・松橋真三氏の初著書『凡人プロデューサー 日本映画で世界を変える!』の発売記念トークイベントおよび記者会見に出席した。

フォルツァ、ダックスで過ごした青春…人気若手俳優が憧れるクルマとは(JAF Mate Onlineへ)

 8月7日に主演映画『ブルーロック』の公開を控える高橋は、「ついに、という思いです。公開はスタートでもあり、ゴールでもある。一番大事な時のスタートを切るのですが、自分の中では一つの終わりというか。また新たな気持ちで作品と向き合わなきゃいけないので、寂しさや不安、そして楽しみなワクワク。『ついに来たな』という感覚です」と心境を明かした。

 イベントでは、2人が面談した際のエピソードも披露された。松橋氏は当時を振り返り、「最初は『ブルーロック』の話はせず、高橋文哉さんという役者が気になるので会わせてもらえませんか、という話をして。オフィスに来ていただいて話を始めたのですが、私の中では『キングダム』みたいな話をしていたので、高橋さんは『キングダム』の役のオーディションかな、と思われていたかもしれません。本当に『キングダム』は全く関係なかったんです(笑)」とぶっちゃけ、会場の笑いを誘った。

 これに対し高橋は、「みんな『キングダム』に出たかったんですよ。僕は映画を観てその良さを知り、原作漫画を買って帰った。クライアントさんが会いたいと言っていると聞いて、『キングダム』に出る満々でした」と当時の前のめりな姿勢を振り返った。

 松橋氏は「話が後半に差し掛かったところで、『ところでサッカーはやったことある?』『ブルーロックって知ってる?』と聞いたんです」と明かす。

 当時、高橋が「もちろん。すごく面白いですよね」と答えると、松橋氏はさらに踏み込み、「もしやるなら、どの役がいい?」と質問したという。そこで高橋が「ピシッと『潔世一がいいです』と言ってくれた。その瞬間に、僕の中でピースがガチャっとはまりました」と起用の舞台裏を語った。

 また、高橋は「いろんな巡り合わせ。今ここで松橋さんとこんな風にしゃべれてるのがすごいうれしいなと思います。いつかキングダムよろしくお願いします!」と直談判していた。

 松橋氏から見た高橋は「初めて会った時から目がキラキラしていて、この人は主役をやる人だと思った。オーラも含めて。文哉さんのための企画を考えたいと思わせる力があった」とスター性を絶賛。高橋は「うれしいです。最高の褒め言葉」と喜んだ。

 お互いに聞いてみたいこととして、松橋氏が「ブルーロックをこれからも続けていきたいって言ったら、やってくれますか?」と質問すると、高橋は「もちろん!」と即答した。

 松橋氏は「私が作る作品って、やっぱりシリーズ感を狙いたい、そういう大きな作品をやってるんですけど、映画は、すごい制作費がかかってるんですよ。生半可なヒットだと作れないんで、よろしくお願いします。初動が大事になりますね。映画って初日、2日目、3日目、金土日の興行収入で、その後の座席の確保数とかスクリーンの大きさとかが変わってくる。本当に初動がバーンと(出てくれると)、来週も大きいスクリーンにかけようかなっていう風に劇場さんが思ってくれる。なので初動を……」とアピールした。

 松橋氏は1969年8月18日、青森県十和田市生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、1994年にWOWOWに入社し、映画『バトル・ロワイアル』でプロデューサーデビュー。2005年に独立して以降、『銀魂』『キングダム』『沈黙の艦隊』『ゴールデンカムイ』、さらには『国宝』『SAKAMOTO DAYS』『ブルーロック』をはじめ数多くの作品をプロデュース。

 これまでに手掛けた全作品の累計興行収入は、2026年までには1000億円を突破する勢いを見せており、優れた映画プロデューサーに贈られる「藤本賞」を『銀魂』『キングダム』『国宝』で計3回受賞するという快挙も成し遂げた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください