育成、自動バトル、謎解き…『崩壊:ネクサスアニマ』が内包する“多次元的”な魅力

HoYoverseのアニマ育成アドベンチャー戦略ゲーム『崩壊:ネクサスアニマ』の新たなデータ削除型クローズドテスト「進化テスト」が、9日から27日にかけて開催された。本稿では、同テストへの参加レポートとして、『崩壊:ネクサスアニマ』が持つ魅力について伝えていく。なお、筆者は初のクローズドテスト「ネクサスリンク・テスト」には参加していない。

『崩壊:ネクサスアニマ』のクローズドテストが開催された【画像:(C) COGNOSPHERE】
『崩壊:ネクサスアニマ』のクローズドテストが開催された【画像:(C) COGNOSPHERE】

『崩壊:ネクサスアニマ』が「進化テスト」を開催

 HoYoverseのアニマ育成アドベンチャー戦略ゲーム『崩壊:ネクサスアニマ』の新たなデータ削除型クローズドテスト「進化テスト」が、9日から27日にかけて開催された。本稿では、同テストへの参加レポートとして、『崩壊:ネクサスアニマ』が持つ魅力について伝えていく。なお、筆者は初のクローズドテスト「ネクサスリンク・テスト」には参加していない。

※製品版とは内容が異なる場合があります。

『崩壊:ネクサスアニマ』は、「崩壊」シリーズの完全新作。プレイヤーは多種多様な個性を持つ「アニマ」とともに世界を巡り、「ネクサスバトル」と呼ばれる戦闘を繰り広げつつ、アニマと心を通わせ、自身の過去に隠された真実を解き明かすことになる。

 今回のテストでは、人とアニマの感情的な繋がりやインタラクションのロジックを強化し、ゲームプレイ面では「アニマ進化システム」を導入したほか、アニマとの結びつきを深める多様な方法を拡充。さらに、新たなキャラクター、アニマ、エリア、ゲームプレイが実装されている。

カラフルな街並みとかわいいネクサスアニマが印象的【画像:(C) COGNOSPHERE】
カラフルな街並みとかわいいネクサスアニマが印象的【画像:(C) COGNOSPHERE】

 ゲームを起動・プレイしてまず感じたのは、同じシリーズ作品である『崩壊:スターレイル』のエッセンスを感じるグラフィックと操作感だ(本作はジャンプができる)。ポップなオブジェクトなどは同作の「二相楽園」を彷彿とさせ、主人公が訪れる都市「イアタウン」は現代的かつカラフルな方向性でのHoYoverseテイストが堪能できる。

 ストーリーは記憶の失った主人公が、自身の秘密に紐づく謎に巻き込まれ、否応なく重要人物として世界と関わっていく――という流れ。ある意味、HoYoverse作品に触れたことがある人にとっては受け入れやすい形だろう。その中で独自性があるのは、主人公が“追われる者”であることが明確で、その理由も含め、初期段階から考察可能な範囲が広めだということか。とはいえ、実際にプレイする上ではそこまで深く考えず、目の前にある物語と世界を楽しめるような作りにはなっているので、安心してほしい。

 ゲームプレイにおけるシリーズ作との最大の違いは、やはり「ネクサスアニマ」の存在だろう。主人公たちの“バディ”のような形で、バトルや探索を担当してくれる。野良のネクサスアニマとのバトルに勝てば仲間にすることができ、その育成がゲームの本質だと感じた。条件を満たせば進化することもあり、コレクションと育成がセット。HoYoverseの他作品にもキャラクターの育成要素はあるが、ゲーム内で収集・育成するのはあくまで装備品というのが主流だっただけに、ここはかなり新鮮なポイントだ。

 本作の戦闘「ネクサスバトル」は、ジャンルで言えばオートチェス。主人公はあくまでネクサスアニマたちを指揮(選出・配置)する立場で、実際の戦闘では様々な役割や能力を持つネクサスアニマたちが、フィールドを駆け回って自動で戦ってくれる。また、戦闘をサポートする「鏡心」も収集・育成の対象であり、様々なキャラクターが登場。戦闘中には強力なスキル効果でネクサスアニマたちを援護してくれるだけでなく、戦闘外では主人公のスキンとして使用することもできる。HoYoverseらしく個性豊かなデザインのキャラクターが揃うだけに、ユーザーにとって嬉しい機能ではないだろうか。

豊富な選択肢が独自のゲーム体験につながる【画像:(C) COGNOSPHERE】
豊富な選択肢が独自のゲーム体験につながる【画像:(C) COGNOSPHERE】

マルチエンディングが発生する「無限の渦」

 基礎的な内容をある程度紹介したところで、今回の「進化テスト」で最も印象的だったルート分岐システム「無限の渦」について触れていきたい。『崩壊:ネクサスアニマ』のメインクエストでは、運営型ゲームとしては珍しいマルチエンディング対応のコンテンツとして「無限の渦」が実装されている。アドベンチャー/ノベルゲームではお馴染みのフローチャートが展開され、様々なサブストーリーに分岐。選択肢によって複数のエンディングに枝分かれしていくシステムだ。

 もちろん途中からの“やり直し”が可能なシステムであり、一つひとつの選択肢に大きな重みが発生するわけではないのだが、複数の“if”を体験できることには新鮮さがある。選択肢を伴うストーリー、そこからのちょっとした分岐は珍しくないが、本作のそれはなかなか本格的であり、制作陣の“本気”が伝わる出来だと言えるだろう。

 一例として、今回の「進化テスト」では学校で発生した事件をテーマに犯人探しをする「元理のゲーム」が楽しめた。ネクサスバトルでスコアを稼ぎながら情報を集めていき、選択肢によって複数のエンディングへと分岐していく。そこで展開されるシナリオ内容も、周回プレイを前提とした作りとなっており、アドベンチャー/ノベルゲームの“お約束”的なエッセンスを感じる。

 ゲームシステムのサポートもあってルート分岐自体に難しさはない一方、ゲーム内でのスコア稼ぎも含めて簡単すぎることもない、絶妙な難易度設定となっていた。今回のテスト期間では真エンド到達によるメインストーリーの変化は確認できていないが、リリース時にはどのような形となるのか、注目したいところだ。

 ポップかつ美しいマップ、ネクサスアニマの育成、オートチェス風のバトル、アドベンチャーゲームのように分岐するストーリーと、様々な要素の“いいとこ取り”のような作りとなっている本作。リリースに向けて、それぞれの要素のさらなるアップデートも楽しみになる「進化テスト」となった。

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