日本人が困惑…韓国の公衆トイレでまさかの光景 見慣れぬ仕組みのワケは「盗難対策」

韓国の公衆トイレには、日本ではあまり見かけないトイレットペーパーの設置方法があった。海外からの旅行者を戸惑わせるその仕組みは、国ごとの文化や工夫の違いを感じさせる。世界を旅するバックパッカーのheiさんが、「海外で見つけたニッポン」や「日本にはない光景」などをお届けするこの連載。第2回は、韓国の公衆トイレについて。

韓国・釜山の人気観光地、海東龍宮寺の公衆トイレ【写真:hei】
韓国・釜山の人気観光地、海東龍宮寺の公衆トイレ【写真:hei】

日本では見慣れない仕組み「紙を取り逃したら大ピンチ」

 韓国の公衆トイレには、日本ではあまり見かけないトイレットペーパーの設置方法があった。海外からの旅行者を戸惑わせるその仕組みは、国ごとの文化や工夫の違いを感じさせる。世界を旅するバックパッカーのheiさんが、「海外で見つけたニッポン」や「日本にはない光景」などをお届けするこの連載。第2回は、韓国の公衆トイレについて。

 韓国・釜山の人気観光地、海東龍宮寺を訪れた際、駐車場の公衆トイレに立ち寄った。

 中へ入ると、各個室のドアの外に大きなトイレットペーパーが設置されていた。個室の中にはない。「入る前に紙を取り逃したら大ピンチだ」。思わずそんなことが頭をよぎった。

 事前に必要な分だけ取って個室へ入る仕組みだが、どれくらい使うかを予想するのは意外と難しい。結局、多めに取って入ったことで事なきを得た。それでも少し余ってしまったのはもったいない。

 周囲を見ていると、地元の利用者は慣れた様子で紙を取ってから個室へ入っていく。中には、その紙で鼻をかむ人の姿もあった。

 ドアの横には、韓国語の張り紙。翻訳カメラで写真に撮ると、「ドアに掛けられているトイレットペーパーをあらかじめ準備してから入ってください」という注意が書かれていた。

 10日間の韓国滞在では、同じような公衆トイレをもう1箇所発見。一方、駅や公共施設など、多くのトイレでは日本と同じように個室内に紙が設置されていた。

韓国人の友人が教えてくれた理由

 後日、この仕組みについて韓国人の友人に尋ねてみた。

「紙の盗難対策だよ。韓国はいくつかの公衆トイレはこんな感じ。少ないけど、たまに見かけるね」

 韓国では一部の公衆トイレで、個室の外に共用のトイレットペーパーを設置する例があり、旅行者向けの情報でも「入る前に紙を取るように」と案内されているそうだ。最近では駅などでも同様の方式が採用された例がある一方、多くの施設では個室内に備え付けられているという。

 日本では当たり前だと思っていたトイレの使い方も、海外では少し違う。旅先で出会うこうした小さな違いから、その国ならではの工夫や文化が垣間見えるのも、海外旅行の面白さの一つだろう。

□hei(ヘイ) 大学時代にバックパッカーとしてアジア、南米を放浪。新聞社に5年、ネットメディアに6年勤め、スポーツを中心に取材・執筆・編集活動をしたのちに退職。30代半ばで世界一周の旅に出た。旅のコラムをnote「元スポーツ記者の世界一周記(https://note.com/yohei_sports)」にて執筆中。

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