部活引退後の9月始動で現役合格!ミス立教アナが明かす「12月に30点台」からの逆転劇

2027年度大学入試に向けて、勝負の「夏」が始まった。ENCOUNTは悩める受験生へのヒントを示すべく、セント・フォースsprout所属の現役女子大生アナウンサーが「偏差値を上げた具体的な勉強法」「挫折を乗り越えたエピソード」をリアルに語る不定期連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」を展開中。第3回は、部活引退後の猛勉強で現役合格した立教大4年・加納美月アナが執筆を担当した。

2024ミス立教グランプリに輝いた加納美月アナ【写真:本人提供】
2024ミス立教グランプリに輝いた加納美月アナ【写真:本人提供】

連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」(3)

 2027年度大学入試に向けて、勝負の「夏」が始まった。ENCOUNTは悩める受験生へのヒントを示すべく、セント・フォースsprout所属の現役女子大生アナウンサーが「偏差値を上げた具体的な勉強法」「挫折を乗り越えたエピソード」をリアルに語る不定期連載「セント・フォースsproutアナ 合格へのメソッドと夢の軌跡」を展開中。第3回は、部活引退後の猛勉強で現役合格した立教大4年・加納美月アナが執筆を担当した。


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 私は、幼い頃から志していたアナウンサーを多く輩出している大学に憧れていました。その上で、立教大学を志望した理由は2つあります。1つ目は「人の成長や学びに関心があり、教育学を専門的に学びたい」。2つ目は「穏やかで思いやりのある学生が多い印象がある」。そのような環境で学びながら、自分の進みたい道を幅広く選択したいと思いました。

 一方で、高校ではダンス部の部長を務めていました。私の代では「大会への挑戦」という新たな目標を掲げ、練習だけでなく組織作りや仲間との関係構築にも力を注ぎました。その結果、初めて挑んだ大会で、全国準優勝を飾ることができました。

 部活に全力投球したことに後悔はありません。ただ、過去2代の部長が公募推薦で有名大学へ進学されたのに対し、私は推薦に必要な評定に届きませんでした。残された道は一般受験のみ。2年生の途中から塾へ通い始めたものの、部活の疲れから思うように勉強できず、「塾へ行くこと」が目的になっていた時期もありました。

 加えて、体育祭も文化祭も全力で取り組んだ私が、本気で受験と向き合い始めたのが3年生の9月でした。夏休みも部活の合間を縫って机に向かっていましたが、「周囲より大きく遅れている」と焦るばかり。8月末に行われた大事な模試ではプレッシャーから体調を崩し、試験中に退出してしまいました。

 自分の弱さを痛感しましたが、部活動でコーチから教わった「本番ギリギリまで、できることをやったもん勝ち」という言葉も思い出しました。大会出場経験のなかった私たちも、この言葉を信じて最後まで努力を続けたからこそ、全国準優勝という結果につながりました。

「今、結果が出なくても、本番で結果を出せればいい」

 そう考え始め、私の受験への向き合い方は大きく変わりました。振り返ると、受験のスタートは勉強時間を増やした日ではなく、考え方が変わった日だったのだと思います。

 模試での挫折をきっかけに、私は「勉強時間を増やす」のではなく、「生活そのものを受験仕様に変える」ことを決意しました。朝7時に起き、夜0時に寝る生活(12月ごろからは朝6時起床、夜11時就寝に変更)を徹底しました。本番で最高のパフォーマンスを発揮するためには、毎日の生活リズムを整えることが重要だと考えたからです。

 次に意識したのは、生活の中に勉強を組み込むことでした。通学中は英語のリスニング、食事中はリスニングの解説動画や日本史の史料集を見ること、風呂やドライヤーの時間には古文・漢文の暗記、自転車で通学中は英単語を口に出して覚えるなど、隙間時間を徹底的に活用しました。

 昼休みも教室にいるのではなく、図書室へ行き、英単語や日本史など短時間で取り組める暗記に充てました。「受験が終わったら友人たちと心置きなく遊ぼう」。その日を楽しみに机へ向かう毎日でした。

 さらに、自分の手帳や塾で配布されたスケジュール管理表を用いて、月・週・日のスケジュールを立て、「今日、何を優先すべきか」を明確にしていました。予定をこなすことではなく、合格するために、必要なことを積み重ねる。それを目的としていました。

 一般的には「集中力を保つには適度な休憩も大切」と言われますが、私は休憩を取るとかえって不安になるタイプでした。そのため、「正しい勉強法」を探すのではなく、「自分に合った勉強法」を見つけることを大切にしていました。

 受験教科の中で最も苦戦したのは、日本史でした。12月に入っても30点台が続いていました。ただ、その後に「自分は歴史的事項を流れとして暗記していくよりも、図や文字の配置を目で見て覚える方が得意だ」と気づき、勉強法を変更しました。

番組の台本を手に笑顔の加納美月アナ【写真:本人提供】
番組の台本を手に笑顔の加納美月アナ【写真:本人提供】

鍛えられた「覚える力」「思い出す力」

 配置で覚えるためにも、日本史の参考書は東進ハイスクールの教材に絞り、受験1か月前は、それを毎日3分の1周ずつ、3週間前からは半周ずつ、2週間前からは1周ずつひたすらに見て覚える習慣をつけ、午前中と夜寝る前に繰り返しました。

 同じ内容を何度も見て、ふとした時に配置を思い出してみることで、知識を「覚える力」だけでなく、「思い出す力」も鍛えられたと感じています。

 家族と話し合い、「浪人」という選択肢がなかった私は、本番への準備も徹底しました。マークシート記入ミスで失点をした経験から、共通テスト1か月前からは過去問演習のマークシートを印刷し、本番と全く同じ形式で問題を解いていました。

 受験を通して強く感じたのは、「インプットとアウトプットはどちらも欠かせない」ということです。知識を増やすだけでは、本番で点数にはつながりません。実際に問題を解き、自分が理解できているかを確認しながら、知識を使う練習を繰り返して初めて実力になります。

 だからこそ私は、1日のスケジュールの中に「覚える時間」と「過去問を使って問題を解く時間」の両方を取り入れていました。知識を身につける力と、それを本番で発揮する力は全く別物です。この2つを同時に磨くことが、合格への一番の近道でした。

 大学受験を通して、私が学んだことは3つあります。1つ目は、壁にぶつかったときほど一喜一憂するのではなく、「今の自分に何ができるか」を考え、すぐに行動へ移すことです。模試での挫折を「失敗」で終わらせず、生活習慣や勉強法を見直したことが、本番への自信につながりました。

 2つ目は、自分に合った方法を見つけるためには自分自身を理解するということです。休憩を取ると不安になり、ストレスを感じる性格、暗記ものは配置で覚える方が向いていることなど、自分の特性を理解したことで、勉強の質は大きく変わりました。

 3つ目は、過去の経験は必ず次の挑戦につながるということです。スタートは遅れたとしても、それまでの部活動の経験で学んだ「本番ギリギリまで、できることをやったもん勝ち」という考え方があったからこそ、受験でも最後まで自分を信じてやり切ることができました。

 そして、共通テストではどの模試よりも良い「最高の結果」を残すことができました。私立大学の入学試験でも、自分史上で最高のパフォーマンスを発揮することができました。

加納美月アナ、受験生時代にメモしていた「1日暗記計画」【写真:本人提供】
加納美月アナ、受験生時代にメモしていた「1日暗記計画」【写真:本人提供】

 本番で結果を出せた一番の要因は、この半年間、「これ以上ないほど、誰よりも頑張れた」と自分自身が思えたことです。もちろん、どのテストでも本当に緊張しました。しかし、「今日もこの上ないくらい頑張れた」という日々の積み重ねが、本番では何より大きな自信になりました。

 この受験で得た学びは、その後のサークル活動やミスコン活動、学生キャスターとしての活動、就職活動など、さまざまな挑戦の場面で私を支え続けています。

 これから社会人になっても、壁にぶつかった時は「今の自分にできること」を考えてすぐに行動に移し、自分に合った方法を模索しながら最後まで努力を積み重ねていきたいです。そして、一つひとつの経験を次の挑戦へつなげられる社会人であり続けたい。そう思っています。

□加納美月(かのう・みづき) 2004年5月18日、東京都生まれ。都立高を経て、立教大文学部教育学科に進学。24年度ミス立教グランプリ。趣味はクーポン探し、料理。特技はダンス、大食い。167センチ。血液型O。

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