引退表明の上福ゆきと荒井優希の顔面蹴り合い、テクラ襲撃、キッドのマスク剥ぐ暴挙…主要女子プロ団体の最新戦線を解説
スターダム、東京女子プロレス、マリーゴールドといった主要女子プロレス団体の動きのおさらいをする企画、題して『マンスリー女子プロレスフォーカス』。6月もタイトル戦線を中心に振り返る。

顔面を蹴りあう壮絶な展開になるも、荒井が上福を撃破し王座防衛
スターダム、東京女子プロレス、マリーゴールドといった主要女子プロレス団体の動きのおさらいをする企画、題して『マンスリー女子プロレスフォーカス』。6月もタイトル戦線を中心に振り返る。(文=橋場了吾)
まずは東京女子。6.7後楽園ホール大会ではゲスト解説のため来場していたアイアンマン・ヘビーメタル王者の上坂すみれが、アントーニオ本多の襲撃に遭うも呪文で回避。しかし「ファンなんです」と言い寄った中島翔子が腕を噛みギブアップで王座移動。その中島を丸め込んだハイパーミサヲを、さらに丸め込んだ原宿ぽむに王座は移動した(最終的にはDDTの平田一喜に移動)。
インターナショナル・プリンセス王者の鈴芽は、大「マヒロ」コールを受け奮闘した桐生真弥を退け3度目の防衛に成功。次期挑戦者には上原わかなが名乗りを挙げ、7.18後楽園大会での対戦が決定した。
プリンセスタッグ王者の白昼夢(渡辺未詩&辰巳リカ)は瑞希&高見汐珠の挑戦を受け、大熱戦の末初防衛に成功。試合後、享楽共鳴(中島&ミサヲ)を呼び込み逆指名するも、享楽共鳴が拒否。しかしさすまたで二人を拘束し脅迫(?)した白昼夢は、1年前のリベンジマッチを7.18後楽園大会で実現させることに成功した。この試合で渡辺は、ヘリコプターのように二人を同時に回すジャイアントスイングと、自ら走って行って進行方向とは逆に回るパワースラムという離れ業を披露。
メインのプリンセス・オブ・プリンセス選手権は、王者・荒井優希と挑戦者・上福ゆき(6.29に年内でのプロレス引退を表明)がお互いの顔面を容赦なく蹴りあう展開に。最後はFinallyで荒井が勝利すると、イギリス帰りの山下実優が登場し挑戦を表明、荒井も意中の相手ということで7.18後楽園大会での防衛戦が決定した。また、MIRAIvs風城ハルのシングルマッチはお互いの関節技の応酬となる好勝負に。勝利したMIRAIは、風城の伸びしろに太鼓判を押した。
マリーゴールドの6.20後楽園大会には、シングル王座戦・タッグ王座戦がラインナップされ、セミファイナルではツインスター王者tWin toWer(天麗皇希&後藤智香)が桜井麻衣&翔月なつみを挑戦者に迎え、大接戦の末ゴチカが桜井にフォール勝ちし初防衛に成功。メインでは、マリーゴールド・ワールド王者の青野未来が何度もナイトシェイドのプレス攻撃の餌食になるも、カウンターの丸め込みで5度目の防衛に成功した。

稲葉ともかがTAKAみちのくと時間切れ引き分け、MIRAIの持つ至宝奪還へ動く
続いてスターダム。6.14後楽園大会では、フューチャー・オブ・スターダム王者の八神蘭奈は叶ミク(T-Hearts)を相手に、ゴッデス・オブ・スターダム王者の02line(AZM&天咲光由)はFWC(葉月&コグマ)を相手に、それぞれ防衛に成功。コズミックカーニバル(なつぽい&水森由菜&さくらあや)相手にアーティスト・オブ・スターダム王座を防衛したドリームトライン(壮麗亜美&妃南&レディ・C)は、6.20代々木大会でも伊藤リスペクト軍団(伊藤麻希&古沢稀杏&梨杏)を振り切り2連続防衛に成功。IWGP女子選手権は、王者・朱里が山下りなを相手に前哨戦なしの一発勝負でギブアップ勝ちし、God‘s Eyeは2王座を死守。次期挑戦者には、なつぽいが名乗りを挙げ7.18大田区大会でのIWGP女子戦が決定した。
STARS同士の一戦となったワンダー・オブ・スターダム選手権は、挑戦者・飯田沙耶が怒涛の攻撃を見せるも羽南が防衛に成功。この試合に感動したという浜辺纏がSTARS入りを表明、6.30後楽園大会で八神の持つフューチャー王座に挑戦するも惜敗。八神は、ベルトを持ったまま海外遠征へ旅立つことに。
そしてメイン、ワールド・オブ・スターダム選手権では挑戦者・鈴季すずが連続ジャーマン・スープレックスホールドで玖麗さやかにフォール勝ち、スターダムにおける初のシングル王座を獲得した。
また林下詩美は、AZM&天咲&スターライト・キッドと組み、渡辺桃&上谷沙弥&小波&ビー・プレストリー組と対戦。林下退団後に解散したQueen’s Questの元メンバーが勢ぞろいした8人タッグは、渡辺のバッド誤爆→渡辺を利用したマジックキラー(林下と上谷がタッグを組んでいた時代の得意技)からのクルセイド(ハイジャックボム)で、林下が上谷にフォール勝ち。バックステージで林下は正式にスターダムに所属したことを報告、渡辺は「上谷が負けたのは私のせいじゃない、全部あいつのせいだ」と林下を意識したコメントを残した。その林下の入団会見に鈴季が登場し、初防衛戦の相手に指名。6.30後楽園大会で行われたワールド戦では、鈴季が林下に勝利し初防衛に成功した。
そして、かつてスターダムを解雇されたAEW女子世界王者テクラが岡田太郎社長を襲撃するも、キッドが救出。6.28にアメリカ・サンノゼで開催された『Forbidden Door』では王座を賭けて対戦し、テクラが防衛に成功。試合後にはキッドのマスクを剥ぐ暴挙も。
最後にJTO。6.13横浜大会では、稲葉ともかがシングル2連敗中のTAKAみちのくとの“最後の”シングルマッチに臨み、20分時間切れ引き分けに持ち込んだ。しかも試合終了間際にみちのくドライバーⅡをまともに食らった上で、“TAKAに初めて負けなかった女子レスラー”となった。同日、MIRAIがAoiを相手にJTO GIRLS王座の防衛に成功し、試合後にともかが挑戦を表明。同日に入門を果たした者同士の運命の一戦は、7.10後楽園ホールで行われる。
7月はどんな戦いが繰り広げられるのか、お楽しみに。
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