最終回の『田鎖ブラザーズ』開始2分の新事実に「マジ!?急展開」「伏線回収やばい」 散りばめられた考察ヒント
俳優の岡田将生が主演を務めるTBS系連続ドラマ『田鎖ブラザーズ』(金曜午後10時)の最終回が、19日に放送された。31年前に両親を殺害した真犯人が明らかになり、迎えたラストにさまざまな声が上がっている。

ふみが語った新たな事実
俳優の岡田将生が主演を務めるTBS系連続ドラマ『田鎖ブラザーズ』(金曜午後10時)の最終回が、19日に放送された。31年前に両親を殺害した真犯人が明らかになり、迎えたラストにさまざまな声が上がっている。
本作は、2010年4月27日に殺人罪などの公訴時効が廃止されたにもかかわらず、わずか2日の差で両親殺害事件の時効を迎えた“田鎖ブラザーズ”が、法ではもう裁けない犯人を自分たちの手で裁くべく警察官となり、事件の真相を追い続ける完全オリジナルのクライムサスペンスだ。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
31年前の事件の全貌が辛島ふみ(仙道敦子)から明かされ、貞夫(長江英和)に銃を突きつける稔(染谷将太)。しかし、ふみがまだ語り残したことがあると言い、茂木幸輝(山中崇)が朔太郎(和田正人)と由香(上田遥)を刺した際、動かず声も出さなかったと聞かされたことを告げた。真(岡田)は信じられず激高するが、検視官である稔は「もしかして、もう死んでた?」と、茂木が犯人ではない可能性を調べるため急いで立ち去る。
開始2分で出てきた新事実に、SNSでは「マジ!? 急展開」「まだ大きな秘密が隠されてるのか……」「稔はもっちゃんを信じたいんだよね」「刺したことには刺しちゃってるのか…」などのコメントが。その後、茂木が真犯人ではないことを証明するため、稔が速攻でドイツへ旅立つ場面では「もっちゃんのためにドイツに飛ぶ稔」「稔、もっちゃんが犯人じゃないと思いたいがためだけの行動力すごい」といった声が多数上がった。
真と稔が改めて調べを進め、両親の死因は茂木による刺殺ではなく、有毒植物・ジギタリスによる毒殺だと判明。真犯人は、朔太郎が銃を届けなかったために殺された、漁師・公司の娘だった足立晴子(井川遥)だと分かる。
この展開に「救いがないのは予想できたけど流石にキツ過ぎん?」「真と稔の信じていたものがどんどん壊れてく……」「しんどい」「泣き叫ぶ真の苦しみよ……」「稔の『なんで…?』が子どものそれで辛すぎる」など、打ちのめされる人が続出した。
2人が晴子を呼び出し復讐の準備をしている頃、笹岡隆弘(柳憂怜)が小池俊太(岸谷五朗)のもとへ出頭。茂木への殺人教唆を認めた。小池は宮藤詩織(中条あやみ)と石坂直樹(宮近海斗)に真を探してくれと頼み、稔の目撃情報を得ると「事件が時効になったのは警察の責任だ。今度こそ、あの兄弟を守ってやりたい」と言い、真たちの復讐を止めようと急ぐ。
真と稔が待つ夜の港に現れた晴子は、事件の真相を告白。時効を迎えて2人から離れたが「でも罪は消えなかった。どこにいても、どんなに笑っても、寝る前には必ず、真と稔の顔が浮かんだ」と話す。真に「復讐は成功した。どんな気分だ?」と問われて、「私はきっと、真と稔に裁かれたかったんだと思う」と答えた晴子は、ためらう気持ちを思いやり「2人に許されるには、それしかないから」と目を閉じ、撃たれるのを待つ。小池や宮藤、石坂が、真たちを探して急ぐ中、銃声が響き地面には血液らしきものが滴った。
続く場面では、真と稔が陽光の下、思い出の道を歩き、港で子どもの頃と同じように何になりたいか語り合う。そして「もうここまでだ」と言う真。いつもの場所で釣りをする女性の後ろ姿が見え、蓬田署の外を歩く真と稔が映った後、幸せな“家族4人の食事シーン”で幕を閉じた。

最終回まで用意された考察ヒント
ラストを迎え「余韻がすごいよ…」「心に残る作品」「今期1番の傑作だった」「余白ありで良いラストだったなと思った」などの一方、「え?どうなったの?」「これで終わるの?」「正解教えてー」という声も上がっている。
第1話から真相に至るまで、回想シーンを含めての伏線があったのはもちろんだが、最終回にもラストへのヒントが散りばめられていたと考えられる。その一部を振り返りたい。
まず、前半のシーンで真が晴子だと思って近づくと、宮藤だったことから迷わされてしまう「最後に釣りしてたん誰? はるちゃん? 宮藤?」と戸惑うコメントが少なくなかった、終盤に釣りをしているのが晴子か宮藤かについて。過去の回を見ても確かめられるが、あえて“宮藤だった”シーンは同じアングルで撮影されているようで、見比べると「そういうことか!」が分かるはず。
さらに真と稔が、蓬田署の外を歩いている場面。「最後の警察署前のシーンが出頭なのか?」といった疑問の声が見られたように、自首しようとしているのか、調べを受けて解放されたところなのか、判断しにくい。(ちなみに、晴子を撃っていないとしても、改造銃を所持していたのは銃刀法違反で、小池に脅されたように津田のノートなどを含め証拠を隠匿していたことは罪になる)
この状況を生んでいるのは、蓬田署が“正面はどっち?”という構造のせいだが、稔の口添えで、真が晴子の事件当日の服を調べてもらうため、同署を訪れた場面がある。釣りのシーン同様、2つを見比べると答えが分かる仕掛けだ。
そして全体を通じて、最も大きな伏線だったのは、何度も登場した回想シーンで焼きそばに両親だけが酢をかけ、そこに毒物が仕込まれていたこと。晴子が宮藤に、父は漁師で海で亡くなったと明かしていたのが、見る人に「やっぱりはるちゃん??」と気づかせる、大きな要因だった。
また、最終回では手元と声だけだが、6話と7話で姿を現した市役所福祉健康課の相談員・秦野小夜子(渡辺真起子)が登場。まだ10代だった晴子に、有毒植物・ジギタリスが載った本を渡しており、「今の声、トントンの人じゃない?」「お前あそこからいたのかよwww」「トントンさんは工場長殺すよう指示しなさいよ!?」「またお前か!!」「復讐教唆してた人声聞いてゾッとした伏線回収やばい」「諸悪の根元じゃない!!?」などの声が相次いだ。
実は、そうした具体的な登場人物以外にも、現代の事件が真と稔の追ってきた事件の全容をほのめかしていた印象がある。
1話と2話の密室で男性が死亡した事件は、当初の見立てと大きく違う復讐劇だったことが、両親殺害は刺殺ではなく、真実にたどり着くまでの複雑な復讐劇を示唆していたように思える。同様に、3話と4話の友人による放火事件は、辛島金属の火災や身近な人間の犯行を思い起こさせ、5話では薬を仕込んだことでの殺人に加え、毒性学に興味を持つ人物が登場した。
こうした31年前の真実とリンクした現代の事件も、さらなる考察心をくすぐり、改めて初回から見ると興味深い。
最後まで、考察の楽しみを用意した意欲的な作品だけに、放送終了後には「考察とか感想とか見るの楽しすぎる笑笑」などのほか、ラストのタイトルバックを見て「復讐の連鎖から自分たちを解放したのでは。ラストの #田鎖ブラザーズ の文字にもう鎖は絡まっていなかった」との指摘も。また、自分なりの“今の真と稔の姿”を思い描くため「明日もう一回見る」「もう1回1話から見直してくるわ」といった声も広がっている。
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