6人組・ONSENSE、デビュー約1年で得た自信「唯一無二なコンセプトで差別化」 マイペースに描く成長曲線

アソビシステムとツインプラネットが共同で手掛ける初のメンズグループ・ONSENSE(オンセンス)が着実に存在感を示しつつある。コンセプトは“がんばりすぎない、ぬくぬく系”。5月29日にリリースした5thデジタルシングル『NONSENSE』では、印象をガラリと変えたスーツ姿を披露するなど、新たな一面ものぞかせている。今後の飛躍に期待がかかる6人に、昨年8月のデビューからの怒涛(どとう)の日々を振り返ってもらった。

インタビューに応じたONSENSE【写真:藤岡雅樹】
インタビューに応じたONSENSE【写真:藤岡雅樹】

5月29日に5thデジタルシングル『NONSENSE』をリリース

 アソビシステムとツインプラネットが共同で手掛ける初のメンズグループ・ONSENSE(オンセンス)が着実に存在感を示しつつある。コンセプトは“がんばりすぎない、ぬくぬく系”。5月29日にリリースした5thデジタルシングル『NONSENSE』では、印象をガラリと変えたスーツ姿を披露するなど、新たな一面ものぞかせている。今後の飛躍に期待がかかる6人に、昨年8月のデビューからの怒涛(どとう)の日々を振り返ってもらった。(取材・文=中村彰洋)

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――5thデジタルシングル『NONSENSE』はどういった曲になっているのでしょうか。

ウサ タクマ「今までの楽曲は、曲調がゆったりとした“マイペース”なものが多かったですが、今回は、BPMも速めな楽曲になっています。世の中の“ナンセンス”なこと、常識やルールで考えたら、ちょっと嫌だなと思うようなことも、それがその人の個性であって、『マイペースに生きていいんだよ』というメッセージが詰まったONSENSEらしい楽曲になっています」

――これまでリリースした4曲とはまた違ったテイストになっていますね。

ヨシアキ「ダンスも今までよりも激しめになっているので、そこも注目してほしいです」

ウサ「今までの楽曲以上に、ファンの方と一緒に盛り上がれるような楽曲になっていると思います」

――衣装もスーツ姿とこれまでとは印象がガラリと変わっていますね。

イデ アツキ「そうなんです。バージョン2です!」

――ミュージックビデオ(MV)も“ナンセンス”でシュールなシーンの連続となっています。

エノモト タクヤ「今まではストーリー性のあるMVが多かったですが、今回はシュールに全振りしています。僕らの意見も採用されたりもしていて、メンバーが思う“ナンセンス”が使われている部分もあります」

タマムラ ユウ「僕のが採用されています。家に帰ってきて、着替えずにそのままベッドに寝転がってしまうというシーンを提案したのですが、これはリアルに僕の家でタクヤがやっていた出来事なんです」

エノモト「その結果、僕はもうユウの家は出禁になっています(笑)」

――昨年8月にデビューシングル『YUAKE』を配信リリースしてから、約10か月がたちましたが、率直にこれまでを振り返ってみていかがですか。

タマムラ「1年ぐらい活動していれば慣れるもんやと思ってたんですけど、今でもライブはずっと緊張しています。先日、テレビ収録があったのですが、それもめちゃめちゃ緊張してしまって、ウサくんに『めっちゃ声震えてた』って言われました(笑)」

アカリ「僕はみんなで一緒に何かを作るということが、初めての経験だったので、メンバーとの言い合いなどもありながら、切磋琢磨して、一緒に頑張っていけることがすごく楽しいです」

イデ「5thシングルを出して、そこでまた何か変わっていきたいという思いが今はあります。ONSENSEチームとしても、今まで以上に力を入れているので、ファンの方もきっと喜んでくれるのかなと期待しています」

エノモト「10か月いろんな経験させてもらって、自分の成長した部分や全然成長できなかった部分、良いところも悪いところも見れた気がしています。この期間で、それ以前から芸歴のあるウサくんとヨシアキの偉大さを感じました。いろいろ経験して、『やっぱこの2人ってすごいな』って」

ヨシアキ「最初から思っててよ(笑)」

エノモト「最初から思ってたけど、よりすごいなって思いました」

ヨシアキ「でも、ありがとう(笑)」

6月27日には3回目となるファンミーティングイベントを開催

――ウサさん、ヨシアキさんにとってもこれまでとは全く違う活動だったかと思います。

ヨシアキ「僕は今まで個人での活動が多かったので、グループとして、メンバーやスタッフさんと一緒に作り上げていくことに難しさを感じることもありました。でも、でき上がるものの規模感だったり、自分では思いつかないアイデアが生まれてくることが、今までにはない楽しさだと感じています。今回の『NONSENSE』には、僕たちのアイデアがこれまで以上に詰まっていて、さらに僕たちらしくなってきたと思います」

ウサ「この1年は、僕にとってもメンバーにとっても、初めてのことが本当に多かったです。いろいろな初めましての機会をいただけたことがすごくありがたいです。今まで一人で活動してきましたが、今は、メンバーやスタッフさん含め、このONSENSEが帰る場所だと思っています。演技の仕事などは作品ごとですが、ONSENSEは終わらない活動なので、心の安心材料にもなっています。帰る場所があることは、心強いです」

――さまざまなファッションショーなど、大きな会場でのパフォーマンスを行うことも多かったかと思いますが、そういった経験をどのように捉えていますか。

ヨシアキ「大きい会場に立たせてもらう機会も多いですが、僕たちは『一人でもファンを増やそう』という思いでステージに立っています。会場が大きくても、一人一人の目を見たり、そういった部分から意識しています。本当に一人でも多く、ファンになってもらいたいという思いです」

――6月27日には3回目となるファンミーティングイベントも開催されます。徐々に会場も大きくなっていますが、ファンが着実に増えている様子はどのように見ていますか。

エノモト「ありがたいことなのですが、まだ足りねえって思いです! もっと僕たちの良さを届けていきたいです。来月に東京ドームに立ってもおかしくないと思えるぐらいのポテンシャルがあると、僕は思っています。……さすがにビッグマウスすぎたかもしれないです(笑)。マイペースですが、僕の本心としては、もっともっと大きいステージにファンの方たちを連れて行きたいと思って、引き続き活動していきたいです」

アカリ「うれしいのが大前提ですが、同時に実力も伸ばしていかないといけないなと感じています。たくさんの人に僕たちの良さを届けていけるように頑張ります」

メンバーそれぞれの成長について語った【写真:藤岡雅樹】
メンバーそれぞれの成長について語った【写真:藤岡雅樹】

ヨシアキは“ONSENSE効果”で「人生をエンジョイ」

――皆さんそれぞれ、いろんな部分が成長されたかと思いますがウサさんから見て、ヨシアキさんはどのように映っていますか。

ウサ「10代から友達として、ヨシアキのことを知っている身としては、メンタルがマジで成長しています。グループを結成した当初は、ヨシはつらくなって逃げちゃうことも多かったと思うんです。でも、最近はすごく強くなったと思います」

ヨシアキ「自分でもメンタル面の成長は実感があります。この前、海外に行った時、レストランでショーがあって、無理やり舞台に引きずり出されて『踊れ!』みたいな流れになったんです。今までの僕だったら絶対に逃げていましたが、その日はちゃんとステージ上で踊ることができました(笑)」

――それもONSENSE効果だと。

ヨシアキ「絶対にONSENSEです! マネジャーさんも一緒だったんですけど、『ONSENSE入って良かったね』って言ってくれました(笑)。ONSENSEのおかげで人生をエンジョイできています」

――逆にヨシアキさんは、ウサさんを見ていかがですか。

ヨシアキ「元々、タクマには完璧なイメージがありました。成長とは少し違いますが、今までは友達だったので、ONSENSEを始めてからは、尊敬できる部分がたくさん見つかりました。この間のテレビ収録の時も、パフォーマンスやトーク力が素晴らしくて。ONSENSEの中ではずば抜けているので、タクマがいないとダメだなって、実感しました」

――アカリさんはイデさんの成長についてどのように感じていらっしゃいますか。

アカリ「アツキは自分の見せ方が上達したと思います。SNSやライブパフォーマンスなど、ファンの人が自分をどう見てくれているのか、どういった姿を好んでいるのかとか、そういう部分を把握することが、最初の頃よりすごくグッドな気がしています」

タマムラ「最初の頃はあまりセルフメイクもしていなかったけど、最近ではメンズメイクも勉強するようになって、自分磨きが上達してるよね」

イデ「そこは頑張っていたので、うれしいです」

――イデさんはタマムラさんについていかがですか。

イデ「ユウは、生配信などが苦手で、最初はずっと遠慮がちだったんですけど、この前のテレビ収録でも、ちゃんと話せていたんです。まだ緊張はあると思いますが、そういった部分が成長したなって思います」

――エノモトさんはプライベートでもよく遊ぶ仲とのことですが、タマムラさんの成長についていかがですか。

エノモト「ユウか……、ユウの成長ね……。んー……ちょっと、分かんないですね」

一同「(爆笑)」

ヨシアキ「ユウめっちゃ成長したけどね。メンタルも強くなったし、いろいろ成長したけどね」

エノモト「確かに。でも、僕的には、ユウはもっとポテンシャルがあるんです。もっと自分を出してもいいのになって思っています。プライベートで遊ぶ時は、もっとはっちゃけるタイプなんですけど、グループで活動している時やテレビや取材の時などは、真面目すぎて、かしこまっちゃうんです。もっと成長しろっていう感じです!」

――エノモトさんについて、タマムラさんはどのように見てらっしゃいますか。

タマムラ「最初の頃より、パフォーマンス面の覚えがめちゃくちゃ早くなりました。当初から、歌に関しては音程を絶対に外さないので、“口から音源”だと思っていました。日々練習している中で、さらに上達していっているなと感じています」

――エノモトさんは、アカリさんの成長した部分をどのように捉えていますか。

エノモト「アカリがメンバーの中で1番成長したと僕は思っています。出会ったことのないタイプの人間で、最初は『やべぇな』と思っていたくらいです。レッスン中に寝ちゃってたり……(笑)。でも、最近は寝てないんですよ。1年たって、周りをすごく見ているなと思う場面が増えてきました。一人一人に合わせたコミュニケーションが取れていて。アカリが何を考えているかは今でも分からないですが、周りを見て行動できるようになった部分がすごく成長したなと思います」

――ものすごくマイペースだったんですね。

ウサ「マイペースすぎて、それこそ最初の頃のアカリは、はたから見たら“ナンセンス”な存在でした(笑)」

掲げる目標「とにかく『ONSENSEやべぇな』って世の中の人に思われたい」

――デビュー当初は“がんばりすぎない、ぬくぬく系”というコンセプトに対して、不安な気持ちがあるともお話されていましたが、現在はいかがですか。

ウサ「やっている身としてはとても楽な気持ちになれます。グループのコンセプトが“マイペース”なので、僕らが等身大で活動できていることすらも強みでもあると思いますし、やりやすいです」

イデ「確かにそうですね。ほかのグループだったらダメと言われてしまうようなことも許されているのかもしれません(笑)」

エノモト「唯一無二なコンセプトなので、差別化もできていると思いますし、メンバーの個性が活きている気がします。この6人だからこそ、ONSENSEとしてやれていると思っているので、自分たちにしかできないコンセプトだと思っています」

――もうすぐ2年目に突入しますが、今の目標をお聞かせください。

タマムラ「僕は苦手ではありますが、グループとしてメディアにもっと出ていきたいです。活動の幅を広げていけるような1年にしていきたいです」

ヨシアキ「僕は海外フェスに出てみたいですね。海外のアーティストさんたちと一緒のステージに立つ雰囲気も味わってみたいです」

ウサ「今までは用意してもらったものをどうやってうまく見せられるかがメインだったかと思いますが、2年目に突入するので、僕しかりメンバーも自分の強みを理解した上で、いろんなところで見つかっていってほしいです。長所だけでなく、短所すらも長所になりうる世界だと思うので、そういった部分すらも武器にしていきたいです」

イデ「抽象的にはなってしまいますが、今の時代はSNSを伸ばすことが大切だと思っているので、その部分にも力を入れていきたいです」

アカリ「一人でも多くの人に、ONSENSEの良さが届けばいいなと思っています。個人としも、歌やダンスの実力をつけて、最年少だからということに甘えず、頼られるような実力をつけて、みんなと一緒に頑張っていきたいです」

エノモト「とにかく『ONSENSEやべぇな』って世の中の人に思われたいです。でも個人的には、1、2年目は基礎を磨く期間だとも思っています。最近、立川談志さんの本を読んでいて、“型なしと型破り”という言葉を知りました。僕は型破りなことをしていきたいと思っているからこそ、その型を破るためにも、基礎を固めて型を作る2年目にしていきたいです」

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スタイリング:KASHIYAMA

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