参入から9年で売上2億円 農業成功者が考察するキャベツの「適正価格」…“JA=悪”の心象は一蹴「的外れ」
米やキャベツの高騰が庶民の食卓を直撃している昨今、農業への関心が高まっている。農林水産省の発表によると、スーパーでの米の販売価格は前年比の1.9倍、キャベツは平年比の2.5倍と高値が続いており、ネット上では価格高騰を背景に「これまでが安すぎた。キャベツは今が適正価格」「農家が価格をつり上げてるのでは」「JAや仲卸が中抜きしている」など、さまざまな憶測や個人的見解が飛び交っている。実際のところ、農家を取り巻く現状とはどのようなものなのか。非農家のサラリーマン家庭から新規就農、9年目で売上高2億円に達した野菜農家の佐藤勇介さんに、農業の魅力と現実を聞いた。