【プロレスこの一年 ♯39】猪木と前田、明暗分けた異種格闘技戦 元横綱・輪島のプロレスデビュー 86年のプロレス
本稿掲載は3月27日。今から35年前のこの時期、新日本プロレスとUWFが激しい戦いの火花を散らしていた。UWFは関節技と打撃を主体にロープに走らないプロレスを展開、源流は新日本ながらも、より本格的な格闘スタイルが猪木の新日本プロレスには脅威に映っていた。しかし、自主興行が不可能となったUWFは業務提携の形で前年末に古巣へ出戻り、同じリングの上での対抗戦が勃発したのだった。そして3月26日、東京体育館で5対5のイリミネーションマッチに発展。1986年、昭和61年の出来事である。