外国人が消えた東京・山谷地区の簡宿街 コロナ2年目試練の年末 生き残り策に成果も
新型コロナウイルスの発生から2年。宿泊業界は顧客離れで苦境に立たされている。東京・台東区と荒川区にまたがる山谷地区は、簡易宿泊施設(簡宿)が約120軒密集し、手ごろな宿を求めてかつては世界中からバックパッカーが殺到した。しかし、コロナの影響により、状況は一変。廃業や長期休業を余儀なくされる宿もあるなど、街の風景が再び変わりつつある。出口が見えない中、各宿泊施設はこのピンチをどう乗り切ろうとしているのか。現地から届いたのは切実な声だった。