【工夫で乗り切る】ある検査技師は段ボールで簡易シールド開発 知恵と工夫でリスク突破
PCR検査が増えない理由のひとつに、検査者の感染リスクの高さがあげられている。検体採取時に被検査者の鼻に綿棒を差し込むためくしゃみや咳が出やすく、もし被検査者が感染していた場合、検査者が飛沫を浴びて感染してしまう危険性があるからだ。そのリスクを回避するため、段ボールを使った簡易シールドが開発され実際の臨床現場で使用され始めている。考案・開発したのは、現役の臨床検査技師の山城尚人さん(仮名)だ。山城さんに開発の経緯などを聞いた。