ホーム>番洋 番洋の記事一覧 暴力団の襲撃で右目失明 “隻眼の画家”が81歳で米国進出「命懸けで描いていると『見えている』感覚に」 取材のきっかけは、知人の自宅に飾られていた1枚の絵だった。赤、黄、青の3色を使い、力強いタッチで描かれた作品。その迫力に言葉を失っていると、知人は言った。「実はこれを描いた方、片目が見えないんですよ」。作者は番洋(ばん・ひろし)さん(81)だった。警察官を退職後、暴力団員による襲撃で右目の視力を失いながら、絵を描き続けてきた「隻眼の画家」だ。私はその生きざまを知りたくなり、取材を申し込んだ。 2024.08.25 1 / 11