【連載 ズバリ!近況】ラグビーW杯で再注目の松村雄基さんがイケメンでも独身貫くワケ
この秋はラグビーW杯に沸いたが、ラグビーといえば1984~1985年に放送されたドラマ「泣き虫先生の7年戦争 スクール☆ウォーズ」(TBS)が懐かしい。このドラマで不良生徒・大木大助役を演じ人気を博したのが俳優・松村雄基さん(56)だ。2019年は松村さんの顔をメディアで見る機会が増えた気がするが、松村さん、最近はどんな活動をしているのだろうか。語ってもらった。
ラグビーW杯特需で多忙な1年だった
この秋はラグビーW杯に沸いたが、ラグビーといえば1984~1985年に放送されたドラマ「泣き虫先生の7年戦争 スクール☆ウォーズ」(TBS)が懐かしい。このドラマで不良生徒・大木大助役を演じ人気を博したのが俳優・松村雄基さん(56)だ。2019年は松村さんの顔をメディアで見る機会が増えた気がするが、松村さん、最近はどんな活動をしているのだろうか。語ってもらった。
今年はラグビーが盛り上がって、ボクも“W杯特需”でしたね(笑)。「スクール☆ウォーズ」で先生役だった山下真司さん(67)とはこれまでも数年に1回、一緒にテレビ番組から呼ばれることがあったんですけど、今年はこの1年だけで4、5回。不思議なバラエティからのお声がけもいただいて、あまりにボクが不慣れだったり、舞台のスケジュール上、難しかったりしてお断りしたものもありました。
ラグビーの日本戦は自分の舞台の公演中で、全部は見られませんでした。スコットランド戦はライブで観てコメントする、というテレビのお仕事をいただいたんですけど、それも舞台終演後、劇場の応接室にテレビカメラを入れて、テレビで途中からライブ観戦。南アフリカ戦は公演の出番の合間にチラッ、チラッと。それでも興奮しましたね! 体格もスクラムも相手チームに引けを取らず、信じて努力したら得られるものがあるんだな、まさに「スクール☆ウォーズ」のセリフ“信は力なり”だなと。日本のチームが誇らしく、幸せに包まれました。
ミュージカルから時代ものまで多彩な舞台活動
最近は舞台のお仕事が多いんです。しかもジャンルが多岐にわたり、今年はシェイクスピア、五木ひろしさんの公演、藤山直美さんの時代ものコメディ、米国が舞台のシリアスな日系ギャングもの、ミュージカル……全部で7本。今までで一番多かった。30歳前後から舞台に立つようになり、以来、年4本が通常ですね。2020年1月は去年の秋に八千草薫さん(享年88)と共演させていただいた舞台「黄昏 人生最高の輝きを今」の再演を予定しています。八千草さんはとても朗らかでチャーミングな方でした。お元気で主役をされていたので、まさかお亡くなりになるとは。亡くなったと聞いて驚きました。
この20日からは久しぶりにミュージカルの舞台(「Live Airline」)に立ちます。歌の活動は十数年前に再開したんですけど、ダンスも踊るミュージカルは20年ぶりぐらいなので四苦八苦 (笑)。振り付けの方に「たいしたことはやらせてないよ」と言われるんですけど、ボクはインドア派で、小学生の頃までは運動音痴だったんですよ。だから、ほかのスタッフ、キャストに助けていただき、お客様の応援を力にして、持っている以上のものを引き出せるようがんばっています。苦手なのになぜやることにしたのか? ボクには仕事を選ぶ決定権はなく、社長の提案をほぼ受け入れています(笑)。17歳になる年にデビューしてからずっとお世話になってきた社長なので、信頼しているんですよ。
歌のほうはデビューの頃にシングルやアルバムを出し、2、3年前からはシャンソンを歌い始めました。ソワレさんというシャンソン歌手に出会って勧められたのがきっかけ。シャンソンの歌詞って年齢を重ねたからこそ胸に刺さるんですよね。年に数回、東京や大阪でライブをやらせていただいていて、前半の小一時間で1人芝居、そのあとの30~40分で、昔の歌からシャンソンまでいろいろ歌っています。