吉岡里帆、『細雪』主人公のモデル役で主演 桐野夏生氏『デンジャラス』を実写ドラマ化

俳優の吉岡里帆が、2027年1月放送予定のNHK連続ドラマ『デンジャラス』で主演を務めることが、13日に発表された。桐野夏生氏の同名小説を原作とした作品で、吉岡は谷崎潤一郎の代表作『細雪』の主人公のモデルとなった重子を演じる。

『デンジャラス』に出演するオダギリジョー、吉岡里帆、中村ゆり(左から)【写真:(C)NHK】
『デンジャラス』に出演するオダギリジョー、吉岡里帆、中村ゆり(左から)【写真:(C)NHK】

桐野夏生氏の同名小説が原作

 俳優の吉岡里帆が、2027年1月放送予定のNHK連続ドラマ『デンジャラス』で主演を務めることが、13日に発表された。桐野夏生氏の同名小説を原作とした作品で、吉岡は谷崎潤一郎の代表作『細雪』の主人公のモデルとなった重子を演じる。

 本作は、デンジャラスな男に恋し、デンジャラスな人生を生きた女性たちの愛と欲望の物語。文豪・谷崎潤一郎をとりまく魅惑的な女性たちの“こじらせた自我”を赤裸々に暴きだす原作の世界を、同じく桐野氏原作のNHK連続ドラマ『燕は戻ってこない』やNHK連続テレビ小説『らんまん』などの脚本を手掛けた長田育恵氏が脚色し、現代的なエンターテインメントとして描く。

 出演者は吉岡のほか、吉岡演じる重子の姉で、谷崎の妻・松子を演じるのは中村ゆり。そして、谷崎潤一郎をオダギリジョーが演じる。

 今回のドラマ化では、大阪・船場の資産家令嬢の、まるで月と太陽のように対照的な姉妹が描かれる。明るく華やかな松子に対し、重子は楚々として控えめ。だが、重子は自らの心の内に、怪物のような自分がいることに気づいていた。昭和2年、重子と松子は、官能的な小説を書く「危険な男」谷崎潤一郎と出会う。ダンスホールで谷崎と踊ることになる姉妹。重子は「この世でただ一人、この人だけは、本当の私を見抜いてくれる」と確信してしまう。

 吉岡と制作統括のコメントは以下の通り。

○吉岡里帆
「大仕事が舞い込んできました。谷崎潤一郎の作品はいつか触れてみたいと思っていたのですが、まさか谷崎御本人と対峙する役が来るとは……。そろそろクラクインを控えいろいろと準備をしていますが、これまで皆様が見たことのない谷崎の世界をお届けできると既に確信を持っています。色っぽく、過激で、悲哀と愛憎に満ちたデンジャラスな世界をどうぞお楽しみに」

○制作統括・板垣麻衣子氏
「<人間の業と欲>をあぶり出す桐野夏生さんの傑作『デンジャラス』を、信頼する脚本家・長田育恵さんをメインライターに迎え、吉岡里帆さんをはじめとする、すばらしいキャストの皆様、実力あるスタッフの方々と共にドラマ化できますこと、この上ない喜びです。日本が誇る文豪・谷崎潤一郎の世界を借りて、“誰もが心の中に飼っているデンジャラスな自我”を、いまだからこそ届けたい大胆なエンターテインメントとして表現します。ご期待ください」

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