日本住材株式会社は、2004年以降の建築物件に住んでいる主婦(主夫)1111人を対象に部屋に関する調査を実施し、空気汚れについての結果を発表した。

「部屋についてるあれ」と題してインターネット調査を実施。「部屋で気になる5つの質問」を投げ掛けている。

(1)換気したはずなのに部屋の空気の臭いが気になるときがありますか？
(2)部屋の掃除をしたのに空気がなんだか汚いと感じるときはありますか？
(3)部屋を閉めきっていても外から風が入り込んでいるなと思う時がありますか？
(4)部屋を閉めきっていても虫が入ってきていることがありますか？
(5)外の音や部屋の音漏れが気になるときがありますか？

　1111人の中、「3～4つ」が34.8％で最多、次いで「1～2つ」が27.6％、「全部」が22.7％、そして「どれも当てはまらない」が14.9％という結果となった。

　5つのチェックリストで1つでも該当する場合、部屋の空気汚れが起きており、「部屋についてるあれ」が上手く活用できていない可能性もあるという。「部屋についてるあれ」とは、部屋にある白い換気口（吸気口、通気口）だ。

　03年の建築基準法の改正により、住宅への導入が義務付けられており、04年以降の建築物件には必ずと言っていいほど設置されている。部屋の内側と外側をつなぐ役割を持ち、部屋の空気をきれいにするために欠かせない存在で、24時間常に換気が行われるように計算されているのも特徴だ。

「部屋にある白いやつ」(換気口)について62.1％の人が「知らない」と回答。換気口には複数の種類がある中、「開けたことはあるが、何のためについているのかは分からなかった」という声も上がっていた。

　換気口が汚れていると部屋に入る空気も汚れてしまう可能性があるため、定期的な掃除もポイントになる。自宅の換気口を一度チェックしてみるのもよさそうだ。