【人気TikToker直撃第2弾】ワンコーラスからチャート上位に 新しい音楽の“作り方”とは
きっかけはオンラインアカペラサークル「WHITEBOX」
中学生の頃にアコースティックギターに出会い、音楽の魅力を知ったというTani Yuuki。「当時、部活でけがをした影響で学校に通えてなくて。やりたいこともないし、行きたいところとかもないし……。いま自分に何があるんだろうってなった時に、音楽だけがあったというか。そういう状況にいた自分だからこそ、同じような気持ちの人たちの気持ちも分かるし、そういう人たちに元気を出してもらえるような歌や曲が作れたらいいなと思ってました」という気持ちは今も変わっていない。
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その後、音楽の専門学校に行ってバンド活動もしていた彼が、インターネットを音楽を発表する場に選んだきっかけは、今も所属するオンラインアカペラサークル「WHITEBOX」だったという。「WHITEBOX」は全国に住むシンガー・ソングライターがオンラインでつながって結成されたグループで、その名の通りオンラインでのデータのやり取りを中心に楽曲制作などを行っている。
「僕がYouTubeやTikTokで活動をするようになったきっかけもWHITEBOXだったんですよ。WHITEBOXのリーダーのホワイトくんがそういうやり方をしているっていうのを知らなければ、もしかしたらやってなかったかもしれない。あとはグループのボーカルの男の子が動画を定期的に上げていたらすごく伸びたりしているのを見て、これはすごく可能性があるなと思ったんです。これを使えばいろいろな人に見てもらえるかもしれないと思って」
Tani Yuukiに限らず、近年ではTikTokから盛り上がってデビューするアーティストも多い。短い動画に音楽を組み合わせて簡単に投稿できるTikTokでは、一度ヒットした楽曲は一気に広まり、たくさんの関連動画が投稿されていくようになる。「Myra」もまさにそうやってバズを起こしていった楽曲のひとつだ。では彼は、プラットフォームとしてのTikTokにどんな魅力を感じたのだろう。
「TikTokは、どのSNSよりも見つけてもらいやすいし、いいなと思ってもらえたらすごく広がりやすいと思うんです。だから、すごく可能性にあふれてるなっていう感じがします。逆に自分も新しいものやいいものを見つけやすいので、同じような活動してる方のいいところを吸収できたりもしますし。それも面白いところですね。グループでカバー曲を投稿しているというのもあるんですけど、そういう流行みたいなものにはアンテナを張っています。なるべくタイミングを逃さないようにというか、新鮮なうちに投稿しようっていうことは考えますね。自分で音楽を作るうえでも、いいと思ったものを見たり聞いたりして、そのエッセンスを吸収して楽曲に反映しているところがすごくあるんです。『Myra』にもそのエッセンスがすごく入っていると思います」