【人気TikToker直撃第2弾】ワンコーラスからチャート上位に 新しい音楽の“作り方”とは
Tani Yuukiというシンガー・ソングライターをご存知だろうか。あるいは、彼の名前を知らなくても、ネット上で大きなバズを起こした「Myra」という曲名は目にしたことがあるかもしれない。
連載(2) シンガー・ソングライター Tani Yuuki TikTokが「拠点」
Tani Yuukiというシンガー・ソングライターをご存知だろうか。あるいは、彼の名前を知らなくても、ネット上で大きなバズを起こした「Myra」という曲名は目にしたことがあるかもしれない。
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今年の春にショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」に投稿された1本の動画をきっかけに、Tani Yuukiとその楽曲「Myra」は一気に多くの人の目に触れることになった。最初はTikTok内で彼の楽曲を使った動画が多数アップされ始め、その後YouTubeにフルコーラスの動画がアップされると、その盛り上がりはTikTokの外へと波及していった。そして今年7月、各種配信サービスで楽曲がリリースされると、瞬く間にチャートの上位にランクイン。
TikTokからYouTube、そしてさらに広い世界へ――。これまでの音楽の売れ方とはまったく違うルートとスピード感で、彼の音楽は広がっていった。もちろんそれは多くの人の心の琴線に触れた楽曲の力あってこそなのだが、その渦中でTani Yuuki自身はどんなことを感じていたのか。
「こんなに広がってくれるとは思ってなかったので、僕自身びっくりしています。最初にTikTokにワンコーラスだけ投稿したんですけど、それが投稿してすぐに“いいね”が500くらい付いて、再生数も何千とかになって。これはすごいことになってるなと。この曲を作った時は、歌詞とかも考えこまずにすんなりできたんですよ。きれいに自分の理想の形におさまったというか、自分の内側の素直な感情を書いた曲だったから、共感もすごく呼べたんじゃないかなと思っています」