売名王・澤田敦士が2度目の当選 アントニオ猪木氏の応援で終盤に攻勢

プロレスラーで我孫子市議会議員の売名王・澤田敦士(36)が17日に投開票が行われた我孫子市議選で2度目の当選を果たした。

猪木氏(左)の前で直立不動の澤田
猪木氏(左)の前で直立不動の澤田

任期満了に伴う我孫子市議選が開票

 プロレスラーで我孫子市議会議員の売名王・澤田敦士(36)が17日に投開票が行われた我孫子市議選で2度目の当選を果たした。

 定数24に対し30人が立候補。4年前の初出馬ではブービー当選だった澤田は、今回は現職の強みを生かして自信を持って選挙戦に臨んだ。「我孫子を元気に!!」「我孫子を一本背負い!」と訴えてきたが、選挙は何が起こるか分からない。投票前日の16日には師匠のアントニオ猪木前参院議員(76)が応援演説に訪れ、我孫子駅前に大「猪木コール」が発生。大きな追い風を吹かせ、僅差の戦いを制した。澤田は前回同様、ブービー当選で1107票(前回は1120票)を獲得した。

 澤田は数々の五輪金メダリストを輩出した柔道私塾「講道学舎」出身の柔道エリート。明大卒業後、暴走王・小川直也氏(51)のもとで修業し、プロレスラーに転向した。IGFプロレスリングでデビューし、東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」で新人賞を獲得した。

4年間の実績も評価された
4年間の実績も評価された

 我孫子では柔道の創始者・嘉納治五郎師範の別荘前に銅像を建立する計画が進行している。これを主導したのが澤田で、地元有権者からは「我孫子は柔道なんてたいしたことなかったけど、敦士が来て柔道に対して積極的になった。街全体を動かしたのは敦士。それまではそういう話はなかった。我孫子に眠っていた観光資源を掘り起こしてくれた」と、実績を評価する声も上がった。

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