パントマイムでサングラスをかけるのは「目線を殺すため」 が~まるちょばが極意明かす
パントマイムアーティストの「が~まるちょば」が15日、都内で会見を行い、「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “PLEASE PLEASE MIME”」の概要を発表した。
パントマイムの極意語る…来年1月「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES」を開催
パントマイムアーティストの「が~まるちょば」が15日、都内で会見を行い、「が~まるちょば LIVE 2021 STORIES “PLEASE PLEASE MIME”」の概要を発表した。
言葉を使わず、自身の体のみでパフォーマンスをするが~まるちょばは、2019年に約20年に及ぶデュオ活動に終止符を打ち、現在はソロで活動。来年の1月20日から24日まで、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで新作公演を上演し、ソーシャルディスタンスを保つ必要がある今だからこそ、ソリストとして意味のある舞台芸術作品を上演することを発表した。
新作公演は、テレビでおなじみのトランクを使うショーではなく、ストーリー仕立ての作品のみを上演する。このことについて、が~まるちょばは「イリュージョンとして認識されて扱われてしまうパントマイムに、僕としては不満がある。今回はトランク、パフォーマンスというものを排除して、パントマイムのアーティストとして舞台に立ち、認識してほしいという思いがあります」と説明した。
映像ではなく、舞台で上演する意味については、「パントマイムは言葉を使わない。だけど、言葉以上のものが伝わる。映像は誰かが切り取ったものが見ている人に届けられるが、舞台の場合は、切り取る部分というのはお客さんに選択肢がある。舞台を続けなければならない、という思いもあります」と力説した。
ソロ活動になってからの変化を聞かれると、「一番変わったのは、作品の作り方。頭の切り替えは、最初は戸惑った部分はありました」とコメント。続けて、「1人になって気持ち的に、パフォーマンスよりも、パントマイムというものを知ってもらいたい、という思いはより強くなりました」と心境の変化を明かした。
フォトセッションの際も、マスコミにパントマイムの魅力を熱弁したが~まるちょばは、トレードマークの秘密を告白。「なぜサングラスをしているかというと、パフォーマンスをする時、目線で(動きが)バレてしまう。目線を殺すためにしているんです」とサングラスをずらしてアピールすると、モヒカンについても、「しゃべらないので、ここにいるよ! と存在を示すため。イメージが浸透して、僕らのことを知ってもらうのに、ものすごく役に立ちました」と話していた。