松本穂香「本気って、こんなにすごいんだ」 レジェンド・角川春樹作品で受けた驚き
「『人見知りです』と言って自己防衛しているのかもしれません(笑)」
――物語では、離れ離れで暮らす幼なじみの野江(奈緒)との友情も軸になっています。
25歳人気女優のクルマ愛…免許はマニュアル取得、愛車はSUV(JAF Mate Onlineへ)
「ただ会えなくても、ずっとつながっていられる関係の友達は私にもいますし、すごく大きな存在だなと思います。奈緒さんとは性格が合って、お芝居もとても心地良かったです。今も仲良くさせていただいています。芝居はその人そのものが出てしまうものとすごく感じているので、そういう部分でも相性が良かったなと思います」
――先日、テレビを拝見したら、「人見知りです」とおっしゃっていました。
「自分ではあまり言っていた自覚はないんですけどね(笑)。ただ、『人見知りです』と言って自己防衛しているのかもしれません(笑)。自分からガツガツ話しかけたりはしないですね。年下が相手で、私から行かなきゃなっていうときは話しかけたりしますが、今は年上の方とご一緒することが多くて優しく話しかけてくださるのでうれしいです」
――今年は出演映画の公開も多く飛躍の年。そんな中で新型コロナウイルス禍になりました。
「正直、そんなに不安を感じていなかったのですが、自分の主演映画の公開にかぶってしまったのはすごく切なかったです。でも、しょうがない。自粛期間中は、何も考えないようにしていたと思います。よく、『家にいることで自分と向き合う時間になりましたか』と聞かれるんですが、結構逆で、お仕事をしている時の方が、考えます。なので、家にいる時は普通に映画を楽しんでいました」
――今後の抱負をお聞かせください。
「少しずつ成長できたら、いろんな良い出会いがあれば、と思っています。今、ずっと思っていることをそのまま思い続けられたらと思います。パーンとはねたいとは思いません。状況は変わっていきますが、何か自分の気持ちが変わるってことはない気がしてます」
松本穂香(まつもと・ほのか)1997年2月5日生まれ、大阪府堺市出身。2015年、主演短編映画「MY NAME」でデビュー。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で主人公の同僚・青天目澄子役を演じ話題に。18年のドラマ「この世界の片隅に」では、約3000人の応募者が集まったオーディションで、見事主役を勝ち取り、若手実力派女優として注目を集める。19年、映画「おいしい家族」で長編映画初主演を果たした。そのほか、映画「わたしは光をにぎっている」「君が世界のはじまり」などに出演。今年11月27日には、主演アニメ映画「君は彼方」の公開が控えている。
ヘアメイク:尾口佳奈
スタイリスト:道端亜未