大ブレークの奈緒 無名時代を支えてくれたのは高校時代からの親友

奈緒はいい意味で期待を裏切れる女優になりたいと語った【写真:山口比佐夫】
奈緒はいい意味で期待を裏切れる女優になりたいと語った【写真:山口比佐夫】

松本穂香には「役に対する相談とかも結構させていただきました」

――花魁道中を始め、見応えのあるシーンもありましたが、緊張は?

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「いつも緊張すると心臓の音がバクバク大きくなるので、それでだいたい自分が緊張しているとわかるんです。今回は、それはなかったのですが、後から緊張していたんだなと気付くという感じでした。松本さんに支えてもらいながら撮影できていたので、自分の中に閉じこもるようなこともなかったですし、合間では楽しくお話したりとか、肩の力が抜ける瞬間もあって、朗らかに撮影させていただきました」

――その松本穂香さんはどんな方ですか?

「かわいい、チャーミングな方です。私はあんまり人見知りしないので、割と自分から話しかけたりする方なんです。そこが(松本とは)違うですけども、お話をすると、根底にある大切にしたいこととかが、ものすごくぴったりと合っていたので、すぐに仲良くなりました。目指すことが一緒だったり、お互いに気を使うことがなくて、同じところがすごく多かったんです。役に対する相談とかも結構させていただきました」

――奈緒さんの当たり役は友達役が多いような気がします。「半分、青い。」もそうでしたし、「僕の好きな女の子」も主人公の友達、今回の野江もいい役でした。

「自分でも友達役が多いなとは思っていましたが、初めて言われたので、ドキッとしました。事務所の方とも、このまま、いろんな人の友達役をやりたいっていうお話をしていたんですよ(笑)」

――最後に今後についてお聞かせください。どんな女優でありたいですか?

「いい意味で期待を裏切れるような女優になりたいですね。皆さんが想像してないようなこととかをどんどんやっていけたら、面白がってもらえるかなと考えています」

□奈緒(なお)1995年2月10日生まれ、福岡県出身。2018年にNHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロインの親友役に抜てきされた。19年には「あなたの番です」ではサイコパスな役を演じ注目され、同年秋には「終わりのない」で初舞台を飾る。その他の出演作に映画「ハルカの陶」など。20年は「スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼」、「事故物件 恐い間取り」、「僕の好きな女の子」などに出演。10月27日スタートKTVドラマ「姉ちゃんの恋人」にも出演。

ヘアメイク:竹下あゆみ
スタイリスト:岡本純子

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