愛車と出会って人生激変 “ほぼ友達ゼロ”だった女性が300台のイベント開催「コペンのおかげ」 カスタムで“自分色”に

女性洋服デザイナーが、軽オープンスポーツカーと出会って、「生まれ変わりました」。交友の幅が広がり、ついには大規模なオーナーズイベントを開催して約300台を集めるまでになった。ダイハツ・コペンで“人生激変”の愛車物語とは。

あいうたさんの自慢の愛車はコペン セロだ【写真:ENCOUNT編集部】
あいうたさんの自慢の愛車はコペン セロだ【写真:ENCOUNT編集部】

【愛車拝見#362】母が乗っていたのはフォルクスワーゲン・カルマンギア

 女性洋服デザイナーが、軽オープンスポーツカーと出会って、「生まれ変わりました」。交友の幅が広がり、ついには大規模なオーナーズイベントを開催して約300台を集めるまでになった。ダイハツ・コペンで“人生激変”の愛車物語とは。(取材・文=吉原知也)

 独創的なデザインのラッピングを施した2016年式のコペン セロ。27歳のオーナー・あいうたさんの自慢の愛車だ。

 クルマに目覚めたのは、母親の影響が大きいという。

「母がフォルクスワーゲン・カルマンギアに乗っていて、いじって楽しんでいたそうです。子育てもあって手放したと聞いています。すごくありがたいなと思っています。私も車をカスタムして、母が楽しんでいた世界を私も楽しんだら、母が喜んでくれるんじゃないかなと思ったんです。それに、フェアレディZに乗っているお友達ができて、車でしか行けない場所がいっぱいあることを知りました。『車に乗ったら世界が広がるんだ』と感じたんです」。マイカー購入を決意した。

 洋服デザイナーとして働き始めて社会人2年目。コペンと巡り会った。「丸目のオープンカーを探していたんです」。4年前に、お気に入りの1台が見つかった。

 購入時は純正グリーンのボディー。最初は「かわいくいじろう」と思っていたが、“独自色”に染めることを思い立った。映画『ワイルド・スピード』シリーズに登場するタイプの“ワイスピ車両”や、スポコン(カスタムカー文化のスタイル)をイメージ。「紫色のラッピングをして、バンパーを替えて、羽を付けて……」。自分流に仕上げている。

 しかし、カスタムはまだ終わらない。「ラッピングももう寿命なので替えないといけないんです」。カラーリングなど理想形をあれこれ思案しているといい、仲間からは冗談交じりに「サグラダ・ファミリア」と言われるほどだ。

 コペンに乗っていることで、人生は大きく変わった。オフ会に参加するようになり、そこで知り合ったあるコペン仲間に背中を押された。

「その方のオフ会がすごく楽しくて、お話をしたら『あなたもできるわよ』と言ってもらえて。じゃあ私もやってみようと」

 ここで生きたのが、洋服デザイナーの本業だった。「洋服と車を組み合わせた、私にしかできないオフ会がやりかったんです」。コペンを愛するオーナー同士が集い、おそろいのコペン柄のTシャツを製作して配布する交流イベントを立ち上げたのだ。銘打ったのは「TCM(Tシャツ Copen Meeting)」。今回で4回目を迎え、すっかり人気行事に。今年は5月16日・17日に静岡・裾野市のスノーパーク イエティを会場に、スタッフ16人、参加台数約300台を見込んでいる。

 それまでの自分を振り返り、少し照れながら話す。「実は、コペンに乗る前は友達がほぼゼロに等しかったんです。でも今では全国にお友達を作ることができました」と実感を込める。

 コペンに熱中する娘。母親の反応はどうなのか。「母からは『あまりお金をかけるのはやめなさい』って言われています(笑)」。続けてこう付け加えた。「でも母は私に勝るぐらい、当時かなりやってたと思います(笑)」。

 クルマ女子の祭典「ガールズカーコレクション(GCC)」にも参加。土日のドライブで、コペンオーナー仲間と交流し、人生の可能性はどんどんと広がっている。「コペンのおかげでたくさんのお友達ができました。コペンがなかったら友達ゼロのままでした(笑)。私の居場所を作ってくれた存在です。感謝しながら大事に乗っていきたいです」。愛車に優しいまなざしを送った。

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