見上愛&上坂樹里、『風、薫る』撮影裏で見せた驚きのシンクロ率「2人で同じ歯ブラシを買って」

俳優の見上愛と上坂樹里が、30日にスタートするNHK連続テレビ小説『風、薫る』(総合、月~土曜午前8時)の合同取材会に出席した。撮影開始から約半年が経過し、現場で培われた信頼関係とともに、役作りや撮影の裏側について語った。

『風、薫る』のヒロインを務める上坂樹里(左)と見上愛【写真:ENCOUNT編集部】
『風、薫る』のヒロインを務める上坂樹里(左)と見上愛【写真:ENCOUNT編集部】

撮影開始から約半年が経過

 俳優の見上愛と上坂樹里が、30日にスタートするNHK連続テレビ小説『風、薫る』(総合、月~土曜午前8時)の合同取材会に出席した。撮影開始から約半年が経過し、現場で培われた信頼関係とともに、役作りや撮影の裏側について語った。

 本作は、明治時代に看護の世界へ飛び込んだ2人の女性を主人公としたバディードラマ。看護師という職業の確立に大きく貢献した実在の人物、大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんがモチーフとなっている。見上は大関さんをモチーフとした一ノ瀬りん役を、上坂は鈴木さんをモチーフとした大家直美役をそれぞれ演じる。

 見上は自身の役について「一ノ瀬りんは、すごく真っ直ぐで優しくて、それでいて少し迂闊(うかつ)なところもある愛らしい女性。彼女が持つ強さと弱さのバランスを丁寧に演じていきたい」と意気込みを語った。

 一方、上坂は「大家直美は人間味にあふれ、強さを持ったかっこいい女性。所作指導の先生から『直美だったら足を組んでもいいのでは?』『もっと雑でもいいかも』といったアドバイスをいただき、どんどん役の深みが増しています」と手応えを口にした。

 看護師という職業への印象の変化について問われると、見上は「以前からリスペクトはしていましたが、実際に演じることでその思いはより一層強くなりました。まず最初にシーツの敷き方や包帯の巻き方から練習しました。シーツの敷き方ひとつにしても、わずかなシワが患者さんのかゆみや不快感につながってしまう。一生懸命練習するシーンもあったり、より尊敬の念が高まりました」と振り返った。

 上坂も「撮影前にみんなで看護稽古を行いました。前室でも包帯を巻く練習をしていますが、何度やっても難しい。これまで自分がどれだけ恵まれた環境にいたのかを実感するとともに、医療従事者の皆様への敬意が深まりました」と語り、現場での学びの深さを強調した。

 半年間の撮影を通じて、2人の距離も大きく縮まった。見上は上坂の第一印象について「透明感がありすぎて、何にも染まっていない感じがした。でも、柔らかい雰囲気の中に芯の強さがあって、それが直美に通じる部分でもある」と信頼を寄せる。

 上坂は「初対面の時は緊張しすぎて記憶がほとんどないのですが、今は見上さんが隣にいるだけで心強い。太陽のような方で、ご一緒させていただくことが本当に幸せです」と笑顔を見せた。

 また、2人の共通点について話題が及ぶと、見上は「掃除が苦手なのと、食べ物の好みが似ているよね」と明かした。さらにこの日、2人とも偶然歯ブラシを忘れてコンビニへ買いに行ったというエピソードも。「結局、2人で同じ歯ブラシを買って一緒に歯を磨きました」と、息ぴったりの裏話を披露した。

 長期にわたる撮影を支えているのは、現場の温かな雰囲気だという。見上は「現場では、みんなが心地よく過ごせる時間を大事にしています。私はすぐ寝られるタイプなので、休み時間に5分でも10分でも仮眠をとるとすごく元気になりますね」と自己流のコンディション管理を明かし、上坂は「モチベーションは、新しい台本をもらう瞬間。自分自身も早く続きが知りたくて、そのワクワクを大切にしています。また、現場に小さな雛祭りの飾りが置いてあったり、2人の席にお菓子が置いてあったり、スタッフさんの優しさに日々救われています」と感謝を口にした。

 3月13日には、バトンタッチセレモニーが行われ、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の主演・髙石あかりからバトンを受け取った。

 事務所の先輩でもある髙石からのアドバイスについて、上坂は「バトンタッチ以前から、クランクインの前日や大切な日の前に連絡をくれて。会見の日も『明日はあなたが主人公だから、全力で楽しんで!』という言葉をいただき、本当に救われました」と回顧。「おトキ(『ばけばけ』の役名)さんに会えたという感覚が強くて、撮影をやりきった姿が本当にかっこよかった。その佇まいや見せてくれた背中をしっかり受け取って、次につなげたい」と決意を新たにした。

 看護という仕事に向き合う中で得た学びと、互いに支え合う関係性を糧に、2人が紡ぐ新たな“朝ドラ”がいよいよ幕を開ける。

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