現役時代“美しすぎるバレーボール選手”と呼ばれながら、引退後の2017年にバラエティー番組で突如、同性愛者であることを告白した滝沢ななえさん。同性愛でも周りに言えない人たちがいる中、自分に何かできないか、と思ったことが理由だった。現在はテレビでのカミングアウト後に交際を始めた同性のパートナーと充実した日々を送っている。滝沢さんが語る自身の恋愛遍歴、第2回は現在のパートナーとのなれ初めや生活を明かす。

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　現在、交際約3年のパートナーと都内で同棲生活を送っている滝沢さん。これまでにSNSのコミュニティーを通じて付き合った女性たちとは異なり、現在のパートナーは職場の元同僚で、もともと男性としか付き合ったことのない異性愛者だという。

「私がテレビでカミングアウトした後ですね。もともと彼女のことはそういう対象とは見ていなかったんですが、前職のジムの人員配置で一緒になって、2人で働くうちに気になって私から告白しました。最初はすごく戸惑っていたんですが、完全に拒絶されてる感じはなくて、口では嫌がってても態度は嫌がってないというか……。押せばいけるかなと思って、落とすまで3か月アタックし続けました。だいぶしつこかったと思います(笑)」

　男前なのはアプローチ方法だけではない。もともと異性愛者だったという現在のパートナーは、不思議なことに交際から約3年が経った今でも自身が同性愛者だとはまったく思っていないという。

「考え方が不思議なんですけど、私のことを女だと思ってないという感じ。私自身、男性になりたいわけではなく、自分が女性だという自覚もあるんですが、家では男性側なことが多いですね。実際は共働きですけど、私が経済的な部分で稼いできて、そのぶんまったくできない家事の部分は彼女に任せてる。私は守ってもらいたいとか甘えたいよりもリードしたい方で、彼女の方が甘えたがり。今までも自分の性格上リードすることが多かったけど、今の彼女はそれが顕著。そのあたりはいいバランスが取れています」