前田亜美が“AKB時代の葛藤”を明かした理由 過去の経験を「表現者として伝えられたら」
さらなる活躍を目指し「求められる存在になりたいですね」
――フォトブックのエッセーでは、AKB48時代の葛藤やつらさ、ファンや家族への思いをつづっています。
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「ファンの皆さんは家族のような存在です。私のファンの人は、グループなど関係なく、前田亜美だから好きだよ、と言ってくださる方が多くて、卒業してからもずっと応援してくれています。過去について語るか迷いましたが、やはりファンの方に見てほしいと思って作ったフォトブックなので、今までの葛藤や経験、全部を詰められたらと思い書かせていただきました」
――フォトブックにつづった過去の経験が、女優業で生かされることもあるのではないでしょうか。
「台本や小説を読んだりすると、私もこういう経験ある、と思うことは多いです。人生で学んだこと、経験したことを、女優として、表現者として伝えられたらと思っています。さみしい思いをしている方に、テレビや舞台を通して1人じゃないよと寄り添い支えられたらいいですね」
――今後、タレントとしての活動はどのように考えていますか。
「私は芸能界に入る前から、井上真央さんに憧れていました。『キッズ・ウォー』の頃から大好きで、ツインテールにして真似をしたり、『花より団子』のDVD‐BOX初回盤をお年玉で買ったりして(笑)。井上さんはストイックで、そのストイックさがいい意味で見えないというか、ずっと活躍されていて、朝ドラに出たり、紅白の司会を務めたり、私がやりたいこと、みんなが憧れるポジションをやっているので、井上さんのような女優になりたいです」
――AKB48を卒業する際、劇場公演で「憧れられる存在になりたい」とコメントしていました。今も、その気持ちは変わりませんか。
「私が井上真央さんに憧れているように、私も小さい頃AKB48を見てくれていた子たちに夢を与えられる存在になりたいです。AKB48時代の経験も今後の大事な要素、人生に生かされることだと思っていて、最近は女性と男性で比べられることもなくなってきているので、強い女性になりたい、という気持ちがあります。憧れられる存在もそうですし、求められる存在になりたいですね」
――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「期待に応えられる1冊になるようにプロデュースしたので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです。それから、宣伝としても使ってほしいです(笑)。こんな子がいるんだよ! って、いろんな人に広めてほしいです。このフォトブックを機に、素敵な大人の女性になりたいし、仕事ももっともっと頑張りたいので、これからも引き続き応援していただけたらうれしいです」
□前田亜美(まえだ・あみ)、1995年6月1日生まれ、東京都出身。オスカープロモーション所属。元「AKB48」のメンバーで、グループ卒業後は、女優・タレントとして活動。「王様のデザート」(TBS系)MCや「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK Eテレ)など、バラエティーでも活躍。18年12月に民間の宇宙ビジネスを盛り上げる「みんソラコミュニケーター」に就任し、JAXA「こうのとり9号機 応援アンバサダー」として、「宇宙ステーション補給機『こうのとり』9号機(HTV9)H-ⅡB ロケット9号機打上げライブ中継」の番組MCを務めている。