金子恵美が不倫騒動を経験して分かったこと…「不寛容」なネット社会、夫婦円満のコツ
単独インタビュー「夫の宮崎が議員辞職という一つのけじめを自分で付けました」
――騒動を乗り越えての円満の秘訣はどこにあるのでしょうか。
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「うちの場合は、夫の宮崎が議員辞職という一つのけじめを自分で付けました。彼の決断を私は見守り、尊重しました。そして夫は家庭に対して、子どもと過ごす時間を増やして反省を表してきたんです。ただ、これをしなさいということではないんです。夫が自発的に行うことに対して、自然に評価するという形でした。例えば、夫は私の気持ちが落ち込んでいる時に、彼なりのサプライズでいいことをしようとするわけです。それをやってもらった時に、素直にありがとうと言う気持ちがすごく大事です。夫のほうも、自分の反省を感じてもらえるのであればもっと続けていこう、という気になりますよね。人間同士なので、そこですね。互いに支え合う同志みたいな感覚です。絆がより強くなったと思います」
――ご夫婦は、共働きで子育てを両立しています。どのようなスタイルなのですか。
「まず、お互いが補うことが基本にあります。共働きの方も多いと思いますが、それぞれ会社や社会での活動があって、時期によってはどちらかの負担が多くなることがありますよね。外でストレスを受けたり、体力的に大変だったりする時期に、家庭に帰ってきた時、そこの負担を感じ取ってあげることです。きょうは、私が僕が家事をやるよと。これが思いやりです。きょうは疲れているな、カリカリしているなといった日々のちょっとした気づきが大事です。やってもらったら、ありがとうと伝えることも大事ですし、きょうは自分に余裕があるから家事をやって、逆に休ませてあげようと。こういったことが大事です」
――宮崎氏はどれだけ遅く帰ってきても朝ごはんを作るということを聞きました。家事分担はどのように。
「家事の分業分担の考え方は、得意なほうがやればいいということです。料理は夫、洗濯は私で、掃除はやれるほうがやる、このような形です。子育ての面で言えば、例えば、私が今週は忙しかったと思っていたら、夫が急に子どもを連れて夜に出かけるんですよね。そうすると、家で私1人の時間ができます。考え事もできるようになるんです。体も心もリフレッシュする時間を作る。家庭でそれがあると大きいと思います。皆さんはそれぞれの家庭で知恵を絞ってうまく回していらっしゃると思いますので、うちは一例です」
□金子恵美(かねこ・めぐみ)1978年2月27日、新潟県生まれ。42歳。早大卒。2012年に衆院議員に初当選し、総務大臣政務官などを歴任した。昨年に政界引退後は企業顧問やコメンテーターなど幅広く活躍している。10月5日に書籍「許すチカラ」(集英社)を刊行。