【ズバリ!近況】両脚開きニュース読んだローバー・美々、トイレ掃除から取締役に這い上がった24年語る

「ダンスで股を開くのと同じ感覚でした」【写真:荒川祐史】
「ダンスで股を開くのと同じ感覚でした」【写真:荒川祐史】

実は“ローバー・美々”は2人いた!

 高校1年で芸能活動を始めたのは、お金を稼ぎたかったから。父はサラリーマンで両親共働きだったのに、なぜか私も妹も穴の開いた靴下を履いたりしていて……。それで、最初はセブンイレブンで、時給700円でアルバイトを始めました。それから、ファンだった「とんねるず」さんに会いたくて、お2人がレギュラー出演していた「夕やけニャンニャン」(フジテレビ系)のオーディションを受けて1週間出演しました。そうしたら、1日5000円もらえたんです。うれしくて、声をかけてくださった芸能事務所に入りました。

 NHK教育テレビの「とびだせたんけんたい」という番組などに出演しながら、レースクイーンやグラビアもやったんですけど売れなくて、事務所から「売れなきゃゴミだ」と言われ、ほとんど病んでいました。それで、21歳のとき、1度、芸能界を引退するつもりで事務所を辞めたんです。ところが、妹がヘビーリスナーだったラジオ番組「コサキン」(TBSラジオ)に「売れない姉を使ってやってください」と手紙を書いてくれて、おかげで2年間アシスタントをやらせていただけました。

 そうしたら、「ロバの耳そうじ」のオーディションの話が舞い込んだんです! 実は、最初は“ローバー・美々”って2人いたんですよ。1回交替で出演予定が、私が1回目に股を開いてパンツを見せているのを見て、もう1人の子が逃げだしちゃった。それで、私がずっと出ることになったんです。股を開くのに抵抗はなく、「チャンスだ!」と思いました。だって、ダンスをやったりしたら、股って開くじゃないですか。私にとっては、それと同じ感覚だったんですよね。

開脚ニュースキャスターのギャラは…

「ロバの耳そうじ」のギャラは、最初は1日1万円。ワンクール過ぎたら3万5000円に上がりました。ところが、突然、月25万円の給料制になってしまったので、それほど稼いではいないんです。ま~そういうもんだよなあ、と思っています(笑)。人気が出ても勘違いもしませんでしたね。下積みが8年あったので、「この人気は続かないだろう。また、みんな離れて冷たくなるんだろうな」と冷静でした。

 実際、番組が終わったら、スーッと潮が引くようにみんな離れていって「やっぱりね」と思いました。そんなとき、「美々は美々だから」ってそばにいてくれたのが、韓国の友だちでした。それで、勧められて1年間、梨花女子大学付属の語学学校に留学し、韓国語と韓国文化を勉強しました。

 そのかたわら、韓国の芸能事務所にあいさつにいったんです。そのかいあって、帰国後はK-POPイベントのプロデュースをしたり司会をしたり、韓国に詳しいタレントとして雑誌でコメントを求められるようになったんですよ。韓国の“お偉いさん”から、「次はどの子が売れると思う?」なんて意見を聞かれたりもしました。

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