俳優の武田鉄矢と俳優の濱田岳が1日、都内で行われた東洋水産「赤いきつね緑のたぬき　新CM発表会」に出席した。

　42年の歴史で初となるフルCGで制作した新CMを放送することが発表。これまで同商品のCMを務めている武田に初めてのCG撮影について聞いてみると、「普段の撮影とは全然違いますね。新CMを今日初めて見ましたけど、本当によくできていますね。まさか自分がこの手の映像のキャラクターになるとは思ってなかったから驚きました。中々の出来栄えです。心より感謝しております」と喜んだ。

　濱田は「僕もCGは初体験で、実写では表現しきれない部分をこのCGの力を借りて表現してとても心強くて、こんな壮大感のあるCMができるのがワクワクでした。その出来上がりを見て鳥肌が立ちましたよ」とコメントした。

　5日から放送が開始される新CMでは、赤いきつねと緑のたぬき、どちらが人気かを投票で決める食べ比べキャンペーン「赤緑合戦」が行われる。これまで3度の対決が行われ、赤いきつねの2勝0敗になっている。

　赤いきつね軍の大将の武田は「これまで余裕で高笑いでしたけど、だんだん接戦になってきていますね。赤いきつねとは長い長い付き合いですから、やはり勝ちたいです」と意気込みを聞かせてくれた。緑のたぬき軍の大将の濱田は「1度戦いを始めた以上は勝つまではやめたくないですよ。今回は緑にとっては発売40周年の記念の年なので勝ちたいですね。今年は天ぷらもパワーアップしていますし、きっとお客様にも感じ取ってもらえると思う。今年は取れると思います」と力を込めた。

　濱田の気合の言葉を聞いた武田は「たぬきにいい予兆がないといいますかね、つい先日のことでびっくりしたことがあったんですよ。家の近所のコンビニの近くで、朝の7時半くらいにたぬきと目が合ったんですよ。宮の坂っていうところなんですけど、たぬきが横断歩道を渡っていたんです。犬かと思ったけど、何回見てもたぬきだった。やつもジーッとこっちを見てるんですよ。最近たぬきが身辺まで押し寄せている気がします。環八の道にはたぬきがいっぱいいます」と本物のたぬきに宣戦布告されたことを明かした。

　外出自粛期間が長く続いたこともあり、これまで行きたいところになかなか行けない現状だが、新型コロナウイルスが収束した時に行きたい場所について聞かれた武田は「ふるさとの福岡の博多ですね。今年から始めようと思っていたんですけど、墓地を探そうと思っています。福岡のお墓に入りたいもので。福岡の墓地を安く買って、前方後円墳にするのが夢です。小さいですよ。一畳くらいの小さい前方後円墳です。これが自分の目指すゴールです」と話した。濱田は「遠い未来であることを切に願うんですけど、その前方後円墳に行ってみたいです」と笑わせた。

　同CMのCMソングにはMAN WITH A MISSIONが担当することになり、メンバーのジャン・ケン・ジョニーとDJサンタモニカが駆け付けて、発表会に花を添えた。