実業家・堀江貴文氏主演のミュージカル「クリスマスキャロル」（12月9日初日、東京キネマ倶楽部）の会見が30日、都内で行われ、堀江氏、仲野温、寺本莉緒、湯澤幸一郎が出席した。

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　主人公のスクルージを演じる堀江氏は、今回で4回目の主演。新型コロナウイルスの影響からか、昨年使った大阪の劇場が使用できず、関西公演は兵庫で開催することを明かしつつ、「また新しい2人をお迎えして、フレッシュにやりたいなと思っております」と抱負を語った。

　そのスクルージの青年時代を演じる仲野は「すごく緊張してるんですけど、気合を入れてフレッシュに演じられたらと思います」とコメント。

　また、同じく初出演で、ヒロインのケイトを演じる寺本は、「今回の舞台はお客様が食事をされながら観劇されるということで、全く新しい試みとなるので、そこが今からすごくワクワクしています。あと私はほかのキャストの皆様に比べて本当に背が小さい（150センチ）ので、そこに負けないように、人一倍大きくみられるように演じたい」と意気込んだ。18歳でのケイト役はこれまでで最年少。「ミスマガジン2018」で“ミスヤングマガジン”を受賞し、愛嬌のあるキャラクターで、ドラマ・舞台出演など、女優としても活躍の場が拡大中のホープは、笑顔で大役を歓迎した。

　一方、このミュージカルでは座長の堀江氏が、俳優陣に豪華な差し入れをすることでも有名。昨年は、堀江氏自らイタリアから仕入れた白トリュフを和牛のラザニアに振りかけてふるまった。また、本番中は、究極のちらしずしを提供し、「みんなたかるように食べていた」（湯澤）という。

　これについて問われた仲野は「オムライスが本当に好きで、究極のオムライス食べたい」とさっそくリクエスト。寺本も「ラーメンが好きなんですけど、食べたことない食べ物を食べさせていただけたら」と目を輝かせた。

　堀江氏は「覚えておきます」とニヤリ。「今年は稽古場に多めに行こうかなと思っている」と大盤振る舞いを示唆した。

　もちろん、観客席の食事にもこだわり、良質で限られた最高級和牛などプレミアムな食材を用意する予定だ。