俳優の寺脇康文が都内のTBSで、座長を務める生配信舞台「あなたと作る～etude The 美4」(21、23、24日)の会見に参加。共演するドランクドラゴンの塚地武雅を褒めまくった。他に共演の乃木坂46の早川聖来、E-girlsの山口乃々華も会見に出席した。

　舞台は全4公演で、タイトルにあるエチュードとは即興劇。生配信の舞台を見ている観客から直に出演者の役の設定などのお題をもらい、ミュージカル仕立てで創り上げていくユニークな公演。寺脇、塚地の2人に加え、秋元才加、内田真礼、早川、山口の4人から公演ごとに1人だけ参加し、一夜限りのエチュードを見せるという。

　寺脇はコロナ禍のため、予定していた舞台の公演が1割しか開催できず、悔しい思いをしたと語ると「配信で見ている方と共有できる時間をつくれないものかと考えた」と今回の経緯を紹介。続けて、塚地を誘った理由も説明。昨年放送のドラマでガッツリ共演したと語ると「一緒に何かを作っていくのは、岸谷五朗か塚地くんしかいないと確信した」と絶賛した。続けて「アドリブもできる。芝居もうまい。笑いがきちっと感情に則った笑い。演じる延長の笑い。きれいなんです、笑いが。そこが最重要ポイント。大好きなところ」と語った。

　塚地は「恥ずかしいです。ありがたい話」と語ると、寺脇に対し「寺脇さんの心構えとか、サービス精神、笑いを届けようという姿勢とか、僕の目指す笑いに近い。憧れの先輩」と語った。寺脇が再び、塚地を「芸もきれい。歌もうまい」と褒めると「容姿も言ってもらえません？」とリクエストして報道陣を笑わせていた。

　一方、舞台について寺脇は、配信という形に「唯一いいのはすべっている感じを受けなくていいこと。笑ってくれていると想像しながらやりたい」と笑った。また「エンターテインメントの火を消したくない。今できることを今できる形で精いっぱいやりたい」。さらに「僕らは前向きにみんなと一緒に力強く歩いていきたい」と抱負を述べた。

　塚地は即興劇を「何も決まっていないので、お客さんも楽しみながらちょっと心配しながら見てほしい」とPR。また、公演ごとに女性1人加わることに「美女をできるだけエスコートできる男になりたいです」と笑顔を見せた。

　一方、山口は「ずっとパフォマーをやってきたのでお客さんの前で歌うのは初めて。できるかなと不安」と語った。それでも「2人(寺脇と塚地)の力に支えられ楽しい空気。昨夜(リハーサル前日)は不安でドキドキしましたが、本番の前日は楽しみにしながら眠れそう」と笑った。また、即興劇の経験はないとし「自信はないですが、ある気持ちで、強い心で頑張ります」と意気込みを示した。さらに「これから挑戦したい芝居の世界の中に武器を持っていける。私の特技はダンス。楽しく自分の特技を持ち込みながらできたらいい」と語った。

　早川は「すてきなパフォーマンスができるように頑張ります」。演劇のワークショップで即興劇の経験はあるとしたが「自信はないですが、あるつもりで頑張ります」と笑った。乃木坂46の同期生も「おめでとう。絶対見ると言ってくれました」と紹介した。13年間クラシックバレエを習っていた経験があるそうで、「そういう経験も生かして新しい一面をお届けできるように頑張りたいです」とした。