“強カワクイーン”RENA、激勝直後の「最終章」発言 榊原CEOがまさかの引退プラン逆提案

RENA「最終章」に榊原CEOは提案「スーパーアトム級でトーナメント」

 ちなみに大会終了後、この「最終章」発言を受け、RIZINの榊原信行CEOに意見を求めると、「大会前にもチラッと聞いてましたけどね」と前置きしながら、「格闘技人生の集大成が2021年になるなら、何をやるのか。どの階級でやるのかにもよるんじゃないですか」との見解を示した。

 そこで、RENAが「ハム・ソヒが相手なら49キロまで落とす」と発言した話をすると、「ホント?」と驚いたようにコメントした後、目の色が変わったようにこう続けた。

「いきなりハム・ソヒとっていうよりも、スーパーアトム級でトーナメント(グランプリ)ですよ。RENAが最後を飾るなら、(浅倉)カンナ、浜崎(朱加)、それと(山本)美憂もこの先、2、3年後の未来があるとなかなか思いにくい中で、もう1回、スーパーアトム級だったら、来年の春先くらいから女子のトーナメントをやるとか。そこにRENAが格闘家として最後の全てを賭けて出てくる。その1回戦がハム・ソヒであるとかね」

 榊原CEOとしては、RIZINでハム・ソヒとのワンマッチをそのままダイレクトに組むよりも、もっとRENAの「最終章」を華々しく演出するための計画の一端を披露した、ということか。

「今の流れで言うと、カンナ、美憂、浜崎もいて、この辺がどう今度の大みそかでシャッフルされるかにもよるでしょう。そういう意味ではあえてグランプリとかになれば、どんなマッチメイクになるのかもまた興味がいくと思うし。グランプリのなかで、抽選でもいいだろうしね。それはまた相談して。そういう逆提案はしたいですどね」

 そんな逆提案をどこまでRENAが受け入れるのかは不明だが、まさかを導き出す“強カワクイーン”は、まさに激動の20年を飛び越え、すでに21年へと、誰よりも早く時を超えてしまったかのようである。

 いずれにせよ、近日中にRENAの真意を改めて直撃する予定。

 まずは相手のヒザによる攻撃で腫らした、右目の診断結果を待ってからということになるが、RENAの胸中にあるものの正体は、必ず近日中に確認できると信じている。

次のページへ (4/4) 【写真】熱戦から一夜明けたRENAの姿
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