“強カワクイーン”RENA、激勝直後の「最終章」発言 榊原CEOがまさかの引退プラン逆提案
ハム・ソヒとは「もう1回試合がしたい」
「やっていくうちに、終わりが見えないと頑張れない。頑張り切れない部分がチラッと見えて、これはアスリートとしてダメなんじゃないかってすごく思うので、グダグダになるより時間を決めてガッツリ完全燃焼したいと思ったのがきっかけです」
「2、3戦以上するかもしれないんですけど、シュートボクシング(SB)も含めて格闘技人生を終わろうとは思っています。その中でSBの試合も必ずやりたいなというふうに」
――最後はRIZIN? SB?
「うーんどうですかねえ……。ちょっと難しい質問しないでください(苦笑)。まだわからないです」
――再来年は試合はしていないイメージですか。
「コロナの状況で変わってくるとは思うので、ハッキリとはわからないんですけど、来年は最後を決めてからの強いRENAが見れると思うので、来年に期待してくれたらうれしいです」
――最後に闘いたい相手は?
「コロナ禍なのでそれが回復するかによるんですけど、最後の相手っていうよりは、やっぱりハム・ソヒ選手っていうのは、もう1回試合がしたいなって。SBで1回試合をしている(12年8月)ので。そうなったら49キロまで落とします。(記者から『浜崎選手は?』と聞かれ)えー、引退試合でエキシビションマッチでいいですか?(笑) でも、練習でいつも相手にしてもらっているので、殴り合いは避けたいです」
「2、3戦と口走っちゃいましたけど、燃え尽きるまで。選手として引退した後も、16歳からお世話になった格闘技界にはその後も携わっていきたいのでできることがあれば教えてほしいなと思っています」
「最終章」に関する主な発言を挙げるとこのようになる。
ともあれ、RIZINとRENAといえば、旗揚げ第2戦の第1試合で衝撃の飛びつき腕十字でMMAデビュー戦を飾ったのが15年大みそか、さいたまスーパーアリーナ。
その後、元レスリング世界王者の山本美憂との初対決(16年9月25日、さいたまスーパーアリーナ)では「視聴率女王」の異名を取ると、翌17年の大みそかにRIZIN初の女子トーナメントの決勝戦で浅倉カンナに敗退して号泣(さいたまスーパーアリーナ)。
さらに、翌18年夏のリベンジマッチでの敗北を経験(7月29日、さいたまスーパーアリーナ)したかと思えば、その年の年末には体調不良で試合前日に緊急欠場と、女子格闘技をけん引してきた一方で、お騒がせファイターな側面も持ち合わせている。
いわばそれだけ格闘技を盛り上げるための話題を提供してきたともいえるが、今度は「最終章」という「引退」を使って話題を振りまこうとしたということか。いや、RENAとしては無意識に口にしたのかもしれないが、すでに話題は振りまかれ、いつの間にかRENAの手のひらで転がされているともいえる。