――福徳は優勝決定後、涙を流していました。

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福徳「優勝の実感が沸き上がってきて、しゃべろうとしたら、グッときましたね。自分では泣いている感覚はなかったんですけど、呼吸はしづらい意識はありました。で、浜田さんに思いっきりどつかれました。『なんで泣いてるねん』って。理由は分かるはずやのに(笑)」

――後藤さんは福徳さんの涙を見て、どんなことを思いましたか。

後藤「M-1の時に、悔し涙を流しているのを見て、涙を見たのは初めてじゃないんですけど、うれし涙を流している福徳を見る、これは絶景でしたね。高校から一緒で、同じラグビー部で最後の試合で負けても泣かなかった男なので、その福徳が泣くというのは、なかなかのことだと思います」

――大きな目標を達成しましたが、次の目標は。

福徳「全国ツアーをして、ジャルジャルに興味がある人に、ネタを見てほしい。今後もたくさんネタを作って、とにかくコントをやり続けることが僕の目標です」

後藤「宇宙空間でコントをしたいです。ひたむきにコントをやった結果、コントの神様がほほえんでくれたので、これからもコントをやるのは変わらない。コントの可能性という意味で、海外で公演をするプラス、無重力空間でコントをする初めての芸人になりたいというのが大きな目標です」

――新型コロナウイルスの影響でみなさん舞台に立つ機会が減ったと思います。ジャルジャルさんにとって、どんな影響を与えましたか。

福徳「吉本は劇場が多くて、この状況下でもお客さんを減らして、通常通り3ステージ、場合によっては6ステージもありました。どう考えても利益にならない状況なんですけど、それでも芸人のために劇場を用意してくれました。たくさん劇場出番をくれたことは、優勝の大きな要因だと思います」

後藤「決勝に吉本の芸人が多いというのは、まさにそういうことだと思いますね」

――大会に出る前に、ゲン担ぎはありましたか。

福徳「僕はひたすらカツカレーを食べました。彼らに勝つ、という意味があって、これで高校受験も合格できたので。そう言いながら、12回カツカレーを食べてたんですけど(笑)」

後藤「ゲン担ぎか分かりませんが、心を落ち着かせるために、ヒーリングの曲を聞いていました。その結果、人との会話のテンポが遅くなりました(笑)」

――「めちゃイケ！」メンバーのグループLINEがあるということですが、優勝後、または事前にメンバーとやりとりはありましたか。また、自分たちの方から報告する予定は。

2人「なかったです(苦笑)」

後藤「まだ終わってから携帯見ていないので、分からないですけど、事前にはなかったです。そのグループには、ナインティナインさんは入ってないんですけど、個別に連絡先は交換させてもらっているので、来ていたらうれしいです」