ジャルジャル、悲願のKOC王者に万感の思い「福徳が泣くというのはなかなかのこと」

コント日本一を決めるコンテスト「キングオブコント2020(KOC)」で13代目キングに輝き、優勝賞金1000万円を獲得した「ジャルジャル」(後藤淳平、福徳秀介)が26日、決勝終了後にリモート会見で喜びを語った。以下は一問一答。

トロフィーを手にした“コント王”ジャルジャル【写真:(C)TBS】
トロフィーを手にした“コント王”ジャルジャル【写真:(C)TBS】

「キングオブコント」第13代目キング・ジャルジャルの優勝会見、一問一答

 コント日本一を決めるコンテスト「キングオブコント2020(KOC)」で13代目キングに輝き、優勝賞金1000万円を獲得した「ジャルジャル」(後藤淳平、福徳秀介)が26日、決勝終了後にリモート会見で喜びを語った。以下は一問一答。

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――13回目の挑戦でキングの称号を手にしました。今のお気持ちは。

福徳「同じくらいの芸歴の芸人さんたちが辞退していったりしたんですが、僕らはしつこく出続けて、若手が輝くべき大会に出ていいのか……、という不安もありました。でも、どうしてもチャンピオンになりたくて挑んで、諦めず、しつこく挑み続けてよかったと、心の底から思っています」

――去年は、特に悔しい思いをしました。

福徳「プライベートでラグビーをやっていて、足の指を骨折してしまい……」

後藤「実家のイス、蹴っただけやろ。なんで嘘つくん(笑)」

福徳「今年は決勝進出が決まってから1回も実家に帰りませんでした。たくさんの方々に迷惑をかけて、それこそ後藤にもたくさん迷惑をかけて、恩返しと言ったらおかしいですけど、優勝という形で許してもらえないか、という思いで挑まさせていただきました」

――後藤さんの気持ちをお聞かせてください。

後藤「第1回大会から12回も悔しい思いをして、もう気が狂いそうになるくらいへこむということもあったんですけど、こうやって優勝して、そのくやしい思いとかは吹き飛びました。これが優勝か、チャンピオンなんや、って今まさに実感している最中です」

――決勝進出は4度目でしたが、今大会の決勝はどんな戦いでしたか。

福徳「今回は僕たち初めての経験で、1番芸歴があるコンビだったので、後輩に負けられない、というプライドの戦いでもありました」

――ファーストステージでは、「野次ワクチン」というネタを披露した理由は。

福徳「昨年末の単独ライブで反応がいい感じだった。あまりマニアックになり過ぎず、ちょうどいい具合というのが、なんとなく2人の中でありまして、それをチョイスさせていただきました」

後藤「ネタをしていて、自分たちでも笑ってしまうネタがあるんですけど、まさにそれです。笑ってしまうというのは、僕らの中のバロメーターになっているので、文句なしのチョイスだったと思います」

――ファイナルステージは、「空き巣タンバリン」で勝負しました。

福徳「YouTubeで1日1本、ネタをアップしていて、このネタは10年くらい前の案で、単独ライブでもやらないボツネタでした。久しぶりにYouTubeの撮影でやって、思いのほかスタジオの反応、コメント欄の反応が良かったので、もしかしたらKOCに向いているのでは、という思いがありました。1本目は単独ライブのお客さん、2本目はYouTubeを観てくれている人の反応を参考にしたので、一緒に戦った気分ですね」

後藤「YouTubeでは、ネタとは言わず“ネタのタネ”と言っているんですが、まさに種が花開いた、という感じです。お客さんの前でやることを想定していなかったネタが、KOCの2本目で披露するまでに成長してくれたことがうれしいですね」

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