野村周平、NYでの生活を語る「スケボーして、バーに行って、友達としゃべる」
役作りは「苦ですよ。このクソ暑い中毎日走るのはしんどいです(笑)」
――元自衛官役なので、体作りもしていますか。
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「クランクインする前に東京でトレーニングして、それを維持しています。ランニング、腹筋、腕立て、東京にいる時はキックボクシングを入れていたんですけど、こっちでは自分でできるトレーニングをやって、米を食べないとか、食事制限をしています」
――役作りは苦にならない?
「苦ですよ。このクソ暑い中毎日走るのはしんどいです(笑)」
――充電期間をへて、日本でもコロナ禍の中、仕事復帰する気持ちはいかがですか。
「充電じゃなくて、放電していましたね。役者業での休業はいらなかったんですけども、プライベートでずっと放電できていなかったので、ありがたく放電してきました」
――NYではどんな生活でしたか?
「語学学校は9時から午後1時まで。後はフリータイム。午後の授業を取っているやつもいるんですけど、2倍ぐらいお金かかるんで、お金持ちしか行けないんですよ。でも、俺からすると、地元の友達に会うことが本当の学校でしたね。みんなでスケボーして、バーに行って、友達としゃべる。他の人には真似できない特別授業があったんです」
――語学学校に行くよりも、現地の友人と話した方が勉強になりましたか。
「学校で教わるのは文法的なアプローチだったのですが、俺が思っていたのはとにかくしゃべって、語学力を伸ばそうということだったんです。日本にいた時から学校は嫌いだったので、結局、学校は嫌いになってしまったんですね(笑)。型にハマって勉強するのはできないなと思いました(笑)。俺のことを分かってくれたのはアメリカ人の先生と近くのカフェの店員さん。授業を抜けて、カフェに行くと、ただでコーヒーを飲ませてくれました」
――野村さんは自由な雰囲気があるので、アメリカは肌に合ったんじゃないですか?
「そうですね。我(が)を出していても、アメリカ人は『お前、何言っているの』みたいなのはないし、人が何をしても気にしない。17、16歳の子たちと遊んでて、生意気なんですけど、礼儀正しい。うちで餃子パーティーした時には、他の子に皿を持っていってあげたりと優しい。こういうガキだったら、家にも呼びたくなるなわ、と思いました。(リーダーに)『なんで、こんなに礼儀正しいの?』って聞いたら、『俺らが全部教えるからね』と。スケボーの世界って、上下関係があるんです。日本人って、そういうことをあんまり教えないなと思いました。そういう違いを見るのは面白かったし、最高でした」