瀧内公美、セクハラ監督に怒りを見せる女優役を好演「私だったら、逃げる」

1本1本、大事に演技をしていくと瀧内公美は語った【写真:荒川祐史】
1本1本、大事に演技をしていくと瀧内公美は語った【写真:荒川祐史】

コロナ禍で自粛明けに撮影で段取り「こみ上げてくるものがありました」

――公開に延期になった主演映画もありましたね。

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「ただ、見ていただけないっていうわけではない、いつか見ていただけると信じているので、とにかく待とう、という思いです。私自身に関しては、1本1本、大事に演技をしていく。それが、私のできることだと思っています。ご縁を大事にして、日々、勉強することを忘れずにやっていきたいと思います」

――本作ではお客さんを入れての先行上映会もありました。コロナ禍で初めて舞台あいさつに立った気持ちは?

「緊張しました。なによりも、映画館に足を運んでくださるお客様がいることが本当にありがたいと思いました」

――最後に「蒲田前奏曲」について一言お願いします。

「プロデューサーでもある松林さんが『この4人の監督(中川龍太郎氏、穐山茉由氏、安川氏、渡辺紘文氏)とご一緒したい』と思い、行動を起こして出来上がった作品がこの「蒲田前奏曲」です。セクハラ、MeTooの話をした後では気軽に見に来てくださいとは言いにくいですが、4作品を並べて見ると、非常に見やすい作品になっていると思います。1本で4つの作品を楽しめるというのはなかなかない。こういった状況下ではありますが、観ていただけると嬉しいです。舞台となった蒲田の街の魅力も感じていただけると思います」

□瀧内 公美(たきうち・くみ)1989年10月21日生まれ、富山県出身。高校生の頃から富山にてグラビア活動。2012年、本格的に女優としての活動を開始。半年後、オーディションにて映画「グレイトフルデッド」の主演を射止める。主な出演作は「日本で一番悪い奴ら」「彼女の人生は間違いじゃない」。今年は「火口のふたり」でキネマ旬報ベスト・テン主演女優を受賞。21年には主演映画「裏アカ」と「由宇子の天秤」が控えている。

メイクアップアーティスト:藤原玲子
ヘアスタイリスト:YAMA
衣装協力:Ray BEAMS

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