大相撲九州場所10日目は18日・福岡国際センターで行われた。ABEMAなどで配信されたが、向正面の観客席に座る国民的俳優の姿が視聴者の注目を集めた。

　目立つ場所にいた。ピンクのセーターを身にまとい、力士に拍手を送っていたのは大村崑だ。大村といえば、「元気ハツラツ」のフレーズで知られ、昭和のテレビ黄金期を代表するベテラン俳優。先日にはイベントで今月に転倒し、肋骨を骨折していたことを公表していた。

　しかし、そんな出来事をまったく感じさせないほど元気に相撲を観戦する姿に、視聴者からは「お元気そうで何より」「めっちゃ動いてる」「94歳なんて信じられない」と安堵と驚きの声が次々と寄せられた。

　中継で映し出されたのは、前頭三枚目・宇良（木瀬）と小結・隆の勝（常盤山）の一番。宇良が得意のすくい投げで白星を挙げた瞬間、大村も満面の笑みで拍手を送っていた。