プロデビューから12戦連続KO勝利もファイトマネー「0円」 赤井英和「これが一番のしくじり」
元プロボクサーで俳優・タレントの赤井英和が7日、ABEMA『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(金曜午後11時15分)に出演。現役時代のギャラ事情を明かした。

当時を回想「4畳半のジム作ってたところが、駅前にビルが建ちましたからね」
元プロボクサーで俳優・タレントの赤井英和が7日、ABEMA『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(金曜午後11時15分)に出演。現役時代のギャラ事情を明かした。
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赤井は浪花高校卒業後、関西では無敵を誇ったボクシングの名門・近畿大学に進学。オリンピックを目指したものの、日本がモスクワ五輪のボイコットを決めたことを機に、プロへと転向した。
多数の名門ジムからの誘いがあった中、赤井が選んだのは知り合いのタクシー運転手が会長を務めるジム。そのジムは長屋の1階をつぶした4畳半の手作りリング、リングはロープではなく縄、「隣のおばちゃんが『やかましい』と怒る」からと夜8時以降パンチングボール禁止といった環境ながらも、赤井はデビューから12戦連続KO勝利という、当時の日本記録を打ち立てた。
デビュー8戦目からは、タイトルマッチ以外では異例のテレビ放映。だが、当時のファイトマネーは「0円」で、「手売りチケットのみが収入」だったそうだ。
赤井は「8戦目からテレビ放送やってるから放送権であったりとか、リングに上がったら後援者の激励賞とかあったんでしょうけども、そういうのは全く入らずに……」と説明。共演の平成ノブシコブシ・吉村崇が「放映権なんか、とんでもない金額入るでしょ」と驚く中、「今となったら分かった。そうやったんかなと思うけど、その時は一生懸命で全然、分かってませんでしたから……」と振り返った。
これを受け、同じく共演のハライチ・澤部佑が「騙されちゃってるんですか? 会長ごと」と聞くと、赤井は「いや、会長が……」と発言。共演者たちが「会長が!?」「ちょっと待って!」「これは衝撃」などとざわつくと、「4畳半のジム作ってたところが、駅前にビルが建ちましたからね。すぐ何年も経たんうちに」と告げ、「まぁこれが一番のしくじりやな」と苦笑した。
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