「翔んで埼玉」だけじゃない!「ちば映画祭」東京進出で「埼玉県人の皆さんも大歓迎」

埼玉を舞台にした映画「翔んで埼玉」の大ヒットは記憶に新しいが、“ライバル県”千葉の映画愛も負けていない。千葉県初上映の若手監督の作品を中心に上映してきた「ちば映画祭」が2020年1月18日に、東京・神田駿河台のアテネ・フランセ文化センターで上映会を開催するという。千葉県外での上映会は初めてのことだ。題して「新年一発!ちば映画祭2020 inアテネ・フランセ文化センター~監督特集・特集~」。これまで、ちば映画祭が「特集上映」を行った4人の監督を新たに「特集」する。

2020年1月18日に開催される「ちば映画祭」
2020年1月18日に開催される「ちば映画祭」

「ちば映画祭」が来年、千葉県外では初となる上映会を都内で開催

 埼玉を舞台にした映画「翔んで埼玉」の大ヒットは記憶に新しいが、“ライバル県”千葉の映画愛も負けていない。千葉県初上映の若手監督の作品を中心に上映してきた「ちば映画祭」が2020年1月18日に、東京・神田駿河台のアテネ・フランセ文化センターで上映会を開催するという。千葉県外での上映会は初めてのことだ。題して「新年一発!ちば映画祭2020 inアテネ・フランセ文化センター~監督特集・特集~」。これまで、ちば映画祭が「特集上映」を行った4人の監督を新たに「特集」する。

 ちば映画祭のキャッチフレーズは「ただいま~地味目な地方都市より、若手映画監督へ愛をこめて~」。「地味目な地方都市より」という“自虐ネタ”を盛り込んでいるが、映画祭としての実力は確かだ。これまで10回の歴史で紹介してきた中には、「長いお別れ」(2019年)の中野量太監督、「宮本から君へ」(2019年)の真利子哲也監督、「21世紀の女の子」(2019年)の山戸結希監督、「チワワちゃん」(2019年)の二宮健監督、「ピンカートンに会いにいく」(2018年)の坂下雄一郎監督、「素敵なダイナマイトスキャンダル」(2018年)の冨永昌敬監督ら商業映画の世界で活躍する監督も多い。

 今回のラインナップは村松正浩監督の「シンク」(1997年)、杉田協士監督の初の長編映画「ひとつの歌」(2011年)、大河原恵監督の「襟売ってよ」(2014年)、田崎恵美監督の「海にしずめる」(2014年)。過去に映画祭で特集した4人の監督の特集で、「シンク」「ひとつの歌」はちば映画祭主催イベントとしては初上映となる。主催者は、まさかの東京進出に「千葉県内の皆さんだけでなく、もっと多くの皆さんに、ちば映画祭の魅力とイチ押し監督&作品をお届けしたい。もちろん、埼玉県人の皆さんも大歓迎です」と力を込める。

 シンガーソングライターの松崎ナオが主演した「シンク」は、熊切和喜監督の「鬼畜大宴会」を抑えぴあフィルム・フェスティバル(PFF)グランプリを受賞し、翌年、当時としては異例の劇場公開もされた。今回は約10年ぶりのスクリーン上映となる。

「開催場所が東京の御茶ノ水になっているけど、たぶん総武線で1本だから千葉」

 杉田監督は「どうしてこの作品を選んだんだろう。こんなに熱心なんだろう。愛情深いんだろう。うれしいし、たまに戸惑う。今回は情が溢れすぎて、開催場所が東京の御茶ノ水になっているけど、たぶん総武線で1本だから千葉ですと言うんだと思います。『ひかりの歌』の公開後、見たいと伝えてくれる人の多かったデビュー作『ひとつの歌』が上映されます。私にとっても貴重で、やっぱりうれしいです」とコメント。

「みんな蒸してやる」(2015年)が下北沢映画祭グランプリを受賞し、19年にはちば映画祭のMVを手掛けた大河原監督は「ちば映画祭まさかの東京上陸! さらにまさかまさか上映の機会をいただき、大変大変嬉しいです。『襟売ってよ』は、ちば映画祭に出会う前に作った映画です。どうしようもなく閉ざしているのにどうしようもなくとっておきの出口を探していた年頃に。ちば映画祭との出会いは明らかに私に影響を及ぼしました。出会ってしまってよかったとずっとずっと思っています。あなたにもぜひ出会ってほしいです。お待ちしております!」と期待を込めた。

 さらに、田崎監督は「過去を抱えて日常を送ることに少し疲れたら、この映画を見てください。願った未来とは違う現在を懸命に生きるすべての人に、愛と初期衝動を込めて」と、ちば映画祭のテーマである“初期衝動”を盛り込んでアピール。上映後には各監督が登壇し、約30分トークショーを行う予定だ。

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