「イナズマロック フェス」が史上初オンライン開催 西川貴教が誕生日に8時間ひとりMC
「来年こそみんなで琵琶湖のほとりで暴れたい」
2010年のイナズマに出演した植村花菜は、大阪Shangri-Laから「トイレの神様」を披露。3年前にNYに拠点を移した植村。NYの友人は新型コロナの影響で今もなお外出できずに精神的な苦痛を感じたり、学校も始まっていないため子供たちも辛い日々を送っていると言う。「こんな中ですがみんなで乗り越えていきたい、音楽が希望になるよう活動を続けたい」と話した。
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イナズマには2017年から4年連続の出演となった「KEYTALK」は、横浜1000 CLUBから「BUBBLE-GUM MAGIC」「MONSTER DANCE」で盛り上げた。メンバーは「オンラインならではの良さもある。予定は変わってしまったが、時代に対応していければいいと思います」とポジティブに話した。西川は「また声をかけるので、大暴れするライブをお願いします!」と、イナズマでの再会を誓っていた。
スケジュールの都合で生配信に出演できなかったアーティストは、撮り下ろしライブ映像で参加。「ゴールデンボンバー」、「May J.」、「J×Takanori Nishikawa」が最新ライブを見せた。10代の頃から30年来の付き合いであるJと西川は、「ライブハウスには全国各地に知り合いもいて、みんなどうやって音楽を続けるか真剣に考えている。早く成功例を作りたいし、俺たちがそのきっかけを作れたらいいよな」(J)、「見てくれている人の中には音楽をやっていて、ライブができなくなっている人もいると思う。しんどいけど頑張って続けていこうね。僕らもそういう気持ちを持って、前を向いていけたらいいなと思います」(西川)と、全国のミュージシャンにエールを送った。
またイベント中には、ジャパネットたかたが取り組んでいる「生産者応援プロジェクト」を紹介。これはコロナ渦において、ホテルや旅館で使われていた高級食材が行き場をなくしたことを受けて始まったもの。高田旭人社長もオンラインで出演し、今後も西川とともに地方の名産品を全国へ紹介し販売していくと話した。途中で西川はジャパネットたかたの生放送通販番組に出演、滋賀県の近江牛の販売PRも行った。
さらに、ジャパネットたかたの本拠地でもある長崎出身のさだまさしもオンラインで参加。西川と髙田旭人社長とのてい談が実現した。さだが1987年から長崎で行ってきた音楽イベント「夏 長崎から」は、ミュージシャンが地元で開催する音楽祭の先駆け。さだは、「開催にあたりこだわったのは入場無料にすること。無料なら家族みんなで来てくれる。始めた時に生まれた子が大人になるまでは続けようと、20年間開催した」と話した。今年からはジャパネットたかたがその想いを引き継いで、「稲佐山音楽祭」として再開。西川も「イナズマロック フェス」の無料エリア充実に力を入れているため、「さださんと近い想いです」と語った。
他にも、アーティストのサイン入りグッズや本人着用の衣装などが出品されたチャリティオークションも開催、売り上げは琵琶湖の水質保全のために全額寄附される予定だ。
午後1時からオンラインで8時間にわたって生放送で行われた「イナズマロック フェス2020」、ラストは西川が県庁内を歩きながら、毎年イナズマで最後に歌っている「Lakers」を熱唱。そして、「来年こそみんなで琵琶湖のほとりで暴れたいですね。このナンバーを、できれば全員で歌いたい。最高にハッピーな瞬間を取り戻せるよう、僕も明日から1年間頑張ります。来年、滋賀県でお会いしましょう!」と締め括った。
次回の「イナズマロック フェス 2021」は、2021年9月18日、19日の2日間、滋賀県立琵琶湖博物館西隣、烏丸半島芝生広場で開催される予定となっている。
(文:フジタアヤコ)