横山裕、SUPER EIGHT20周年を経ても燃える挑戦心 他メンバーに「甘んじてられへんし、負けられへん」
SUPER EIGHTの横山裕が、11月19日スタートのABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』(水曜午後10時、全6話)に出演する。本作は、芸能事務所と週刊誌の攻防を描いた社会派エンターテインメントで、大手芸能事務所本部長役という複雑な立場に立たされる人物を演じた。作品への思いやグループ20周年を迎えた心境を語った。

ABEMAドラマ『スキャンダルイブ』に出演
SUPER EIGHTの横山裕が、11月19日スタートのABEMAオリジナル連続ドラマ『スキャンダルイブ』(水曜午後10時、全6話)に出演する。本作は、芸能事務所と週刊誌の攻防を描いた社会派エンターテインメントで、大手芸能事務所本部長役という複雑な立場に立たされる人物を演じた。作品への思いやグループ20周年を迎えた心境を語った。(取材・文=平辻哲也)
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昨年はグループとして20周年記念のドームツアー『超DOME TOUR 二十祭』を成功させ、今年もAmazon Originalドラマ『私の夫と結婚して』では主人公(小芝風花)の人生を狂わせる不倫夫という、これまでとは違った悪役、日本テレビ系『24時間テレビ』ではチャリティーランナーを務めるなど多彩な活躍を見せる横山。本作でも、いままでにない役に挑むことになった。
「こういうタイミングで来た役やなと思いました。自分では想像してへんかった役が今この時期にきてくれた。ありがたいなぁって。飛び込んでから見えるものもあるし、『とりあえずやってみよか』で全部挑戦してます。芸能生活29年か30年近くになりますけど、引き出しを出せてるんちゃうかなと。芸能だけやなくて、人間としての部分も出せてると思います」
本作は、芸能事務所と週刊誌がスキャンダル記事をめぐって繰り広げる攻防戦を描いた作品。主演は柴咲コウ、共演に川口春奈、鈴木保奈美ら豪華キャストが集結する。横山演じる大手芸能事務所「KODAMAプロダクション」の本部長、明石隆之は、新興芸能事務所社長・咲(柴咲)と、KODAMAプロ社長・蓉子(鈴木)の間で板挟みとなる役どころだ。
「自分の正義と葛藤しながら。そこの表現を大事にしました。監督ともいっぱい話しましたね。明石は家族もおるし、守るものがあるから、良くも悪くも保守的になる。そこをどう芝居に出すか、意識してました」と役作りを振り返る。
挑戦のモチベーションについては「すごいベタやけど、やっぱメンバーですね」と明かす。
「2025年に他のメンバーが『こんな仕事考えてる』って聞いたときに、俺なんも考えてへんやんって気づいて。そこで火つけられました。他のメンバーが映画やったり舞台やったりドラマ出たりしてるの見たら、自分もやらなあかんって思うし、正直うれしい。会社の取締役をやってるメンバーもおるし、おもろいでしょ? ちょっと驚かせたい気持ちもあるし、甘んじてたらアカンと思う。他のメンバーが頑張ってるから、俺も負けられへんなって」
SUPER EIGHTは昨年、20周年を迎え、大規模なツアーも成功させた。
「『じゃあ俺もやらなあかん』って思えるのは、SUPER EIGHTでおる意味やと思います。自分を掻き立ててくれるのはやっぱりメンバーの存在。20周年を迎えても、まだまだグループを大きくしたい、もっといろんな人に知ってもらいたいって気持ちは続いてます」と語る。
「友達でもないし、家族でもない。不思議な関係」と表現するメンバーとの関係性についても言及。「直接『すごいな』って言われても、リアクションどうしたらええんか分からん。でも同じグループにおるからこそ、甘んじてられへんし、負けられへん。みんなが『まだまだやったるで』って感じやから、俺も『ほな俺もやったるわ』って思える。火つけてもらってる感じやね」と笑った。華やかな芸能界の裏側で揺れ動く人物として物語に深みを与える横山。今回の役は、メンバーたちをも驚かせるに違いない。
□横山裕(よこやま・ゆう)1981年5月9日生まれ、大阪府出身。アイドルグループ・SUPER EIGHT(旧関ジャニ∞)のメンバーとして2004年にCDデビュー。バラエティーや音楽活動に加え、俳優としても活躍し、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(16年)、フジテレビ系ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(18年・20年)、映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(17年)などに出演。硬派な役からコミカルな役まで幅広く演じ分ける。
スタイリスト:袴田能生
ヘアメイク:山崎陽子
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