武田真治、大好きな「チェッカーズ」を熱弁 校則を見事にすり抜けた“チェッカーズカット”

忌野清志郎から学んだ「こだわり」を「フラジオ」で表現
忌野清志郎から学んだ「こだわり」を「フラジオ」で表現

師匠・忌野清志郎から学んだ音楽の「こだわり」

――次は武田真治さんの師にあたる「忌野清志郎さんの思い出」についてお聞きします。武田さんから見た清志郎さんはどんな方でしたか?やっぱり緊張する方でしたか?

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「全然そんなことはなくて、おとなしいおじさんでした」

――「しくじり先生」(テレビ朝日)で清志郎さんとのツアーの思い出を語っていらっしゃいましたが、「本番で演奏に失敗した武田さんに、清志郎さんが終演後に言った一言で救われた」というお話。あの後、次のステージに立ったときの武田さんは、どんな心境だったんでしょう?

「心して演奏したと思います。同じ失敗はもうしたくなかったし、またいっぱい練習して思いっきり演奏したはずです」

――24年ぶりのソロアルバム「BREATH OF LIFE」を制作するにあたって、何か清志郎さんから教わったものが反映されているとしたらどんなところでしょう?

「清志郎さんて、高いキーで歌っていましたよね? あの金切り声のシャウトみたいなところに人は熱狂していたのかなと思う部分があって。僕は歌こそ歌ってはいないんですけど、サックスで演奏するにはギリギリのキーで演奏しているってところは影響受けていると思います。サックスの正規の指使いでは存在しないはずの『フラジオ』という音域をコントロールできないと僕の曲は演奏できません」

――前回のインタビューでアルバム2曲目の『The Hitman』は、アルトサックスで音域以上の高音を思い切り吹いて演奏したとお話されていましたよね。

「それが『フラジオ』です。僕の勝手な思い込みかもしれませんが、清志郎さんは『楽にやってもしょうがない』『楽に歌ってもしょうがない』って、どっかで思っていたんじゃないのかなって。僕も『楽に吹ける曲を吹いてもしょうがない』って思っていて」

――そういうことだったんですね。では清志郎さんとの思い出の曲を紹介してください。

「……やっぱり清志郎さんとの思い出は、どうしても『トランジスタラジオ』なんです。『トランジスタラジオ』が、いろんなことを今でも教えてくれますね」

24年ぶりのソロアルバム「BREATH OF LIFE」
24年ぶりのソロアルバム「BREATH OF LIFE」

次世代にも伝えていきたい武田真治の楽曲「Fight for Love」

――ありがとうございます。では最後に「次の世代に伝えていきたい武田さんの曲」を選んでいただきました。

「ニューアルバムの1曲目の『Fight for Love』です。ちょっと重苦しいタイトルに聞こえますけど、とても明るいディスコクラシックです。すべてのバランスがすごくうまくできたと思っていて、テンポもBPMが120ピッタリに設定してあるので、運動するときも、使いやすいですし(笑)。軽快な楽曲なので、ちょっとしたハードなトレーニングもこなせるのかなと思います。ぜひ皆さんの『トレーニング・アンセム』にしていただきたいと思います」

――ありがとうございます。今回唯一筋肉に関する質問をしなかったメディアだったかもしれません(笑)。最後にニューアルバムの胸元を開けたセクシーなジャケットについて。まさに武田さんのシンボルですね。

「サックスとかジャズのアルバムって、一般的にちょっと堅いイメージがあると思うんですが、『そうじゃないです』『そんな堅さを脱ぎ捨てたアルバムなんです』との思いを込めて脱ぎました(笑)」

□武田真治(たけだ しんじ)1972年12月18日生まれ。北海道出身。子供の頃チェッカーズに憧れ、SAXを独学で学び、89年、高校在学時に「第2回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリ受賞をきっかけに芸能界入りし、いち早くアイドル的存在となり人気を博す。90年俳優デビュー。95年にはデビュー・シングル曲「Blow up」も発売し、ミュージシャンとしての仲間入りを果たすとともに、俳優、タレント、ミュージシャンとしての活動を開始する。忌野清志郎をはじめ数々のミュージシャンとの共演を続ける中、一流ミュージシャンの活動の場所でもあるブルーノートやビルボードライブにもSAX奏者として出演し、実力も見せつけるようになる。そのほか、クラブミュージックのアーティスト、DJとの活動も行い、自身が中心となった武田真治(Sax)、Shiho(Jazz vocal)、TJO(DJ)とのユニットで「Ultra Japan 2017」にも出演した。18年にNHK「みんなで筋肉体操」で再ブレークし、数々の番組出演をはじめ多くのイベント等にも出演し世間を騒がせた一方、SAX奏者としてNHK「紅白歌合戦」にも18年&19年と連続出演を果たした。20年9月9日、デビュー30周年を記念し、24年ぶりとなるソロアルバム「BREATH OF LIFE」をリリース。

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