――待望の5thシングル「思い出せる恋をしよう」がついに発売されました。

矢野「延期はありましたけど、アイドルとして、アーティストとしてシングルを出せるのはうれしいですし、みなさんを元気づけられる曲にしていきたいです」

沖「2期研究生も加入して、パワーアップしたSTU48を見ていただくいい機会だなと思います」

――今作は2パターンの表題曲が存在するAKB48グループ史上初の試みがなされています。

沖「過去役の2期研究生と、未来役の1期・ドラ3、メンバーがまったく違うのにミュージックビデオ(MV)がシンクロしていて、すごく好きです。ファンの方にもすごく好評で、また新しいSTU48を見せることができた気がします」

矢野「面白かったね。同じ曲を違うメンバーが歌うと、こんなに雰囲気が変わるんだなって。1期・ドラ3は大人っぽさ、2期研究生は初々しさを見てもらえたらうれしいな」

――「思い出せる恋をしよう」は“恋全開”の世界観が特徴ですね。

矢野「4thシングルの『無謀な夢は覚めることがない』がすごくカッコいい曲だったので、今回のかわいさとギャップがあります」

沖「歌詞も解釈によっては『切ない』にも、『甘酸っぱい』にもなりますよね」

矢野「ポップな中に切ない歌詞が聞けば聞くほどいいね」

沖「MVの終わり方も意味深で、あのあと(2人は)結ばれたけど別れたという人もいれば、振られて終わったという人もいて、それぞれの結末があって楽しめますね」

矢野「毎回違う結末になるのも楽しみ方の一つだから、いろんなストーリーを想像しながら何回も聞いてほしい」

――通算3回目となった辻本知彦さん担当の振り付けの特徴は？

沖「アルコール消毒、マスク、フェースシールドと、この時期にぴったりな振りがちりばめられていて、細かく見ていただけたら楽しさが増すと思います」

矢野「最初は難しいと思いました。でも、サビのところはペア振りで顔を見合わせたりするので、一緒に練習できて楽しかったです」

沖「この歌詞でこの振り、発想がすごいなーって思います」

矢野「分かる！」

沖「最初に不思議だなと思っていても、意味を聞いたらすごく腑に落ちるので、知ったらきっと2倍楽しめます」