水川あさみ、濱田岳に罵詈雑言!? “倦怠期の夫婦の営み”をコミカルに描く「喜劇 愛妻物語」

俳優の濱田岳、女優の水川あさみが共演する「喜劇 愛妻物語」(9月11日公開)は売れない脚本家と夫に罵詈雑言を浴びせる妻が、幼い娘を連れて貧乏取材旅行に出るというロードムービー。「百円の恋」で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した足立紳氏が実体験を基に、倦怠期の夫婦の性生活をコミカルに描き、第32回東京国際映画祭最優秀脚本賞に輝いた。監督を務めた足立氏がその舞台ウラを赤裸々に明かしてくれた。

映画「喜劇 愛妻物語」【写真:(C)2020『喜劇 愛妻物語』製作委員会】
映画「喜劇 愛妻物語」【写真:(C)2020『喜劇 愛妻物語』製作委員会】

9月11日公開、映画「喜劇 愛妻物語」足立紳監督インタビュー

 俳優の濱田岳、女優の水川あさみが共演する「喜劇 愛妻物語」(9月11日公開)は売れない脚本家と夫に罵詈雑言を浴びせる妻が、幼い娘を連れて貧乏取材旅行に出るというロードムービー。「百円の恋」で日本アカデミー賞脚本賞を受賞した足立紳氏が実体験を基に、倦怠期の夫婦の性生活をコミカルに描き、第32回東京国際映画祭最優秀脚本賞に輝いた。監督を務めた足立氏がその舞台ウラを赤裸々に明かしてくれた。

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――「喜劇 愛妻物語」は8年前の自身の体験を基にした同名小説が原作ですが、どんな成り立ちでしたか?

「当時、仕事もなくて、家にいたんです。妻がさぬき映画祭でプロットコンペがあるのを見つけて、『応募しろ』と。ただ、行ったことがない香川県を舞台にしなきゃいけなかったので、青春18きっぷで3日間行きました。何も見つけられず、ひたすら夫婦げんかしていたような旅でした。でも、奥さんが『応募しろ』というので、その道中をまんま書いて応募したんです。応募総数五十数本だったんですけど、1次審査(二十数本)も通過しなかった。その後に『百円の恋』がちょっと評判になったんで、出版社の方から『小説を書く気ありませんか。映画でボツになったオリジナル企画があったら見せて』と言われ、どうせ出版社の人なんて2度と会わないかなと思って、3つくらい見せたものの1つだったんです」

――劇中、奥さんが「小説を書きなさいよ」というセリフもありますね。

「『百円の恋』『14の夜』のシナリオはだいぶ前に書いていたけども、ことごとくプロデューサーたちから相手にされないのを見てきたので、奥さんはそう言ったんです。ただ、僕の中では小説はちゃんとした人が書くというイメージがあって、簡単には書けないな、と」

――どれくらいが実体験ですか。

「9割ぐらい。一番の嘘は奥さんが映画の中で大分優しいこと(笑)」

――奥さんの罵詈雑言がすごい。再現性はどのくらいですか。

「相当高いですよ。奥さんは口が回る方じゃないんですけど、僕を罵倒するときだけ何かが憑依したかのように言葉が湯水のごとく出てくるんです。すごいなと思いますね。一つの芸になっている。濱田さんも途中から水川さんの罵詈雑言を浴びるのが、ちょっと気持ち良くなっているようなことを言っていましたが、僕も同じでした。言われ始めた頃は傷つくし、腹も立つんですけど、今日は本当キレているなあ、と思うようになりました(笑)」

――「監督もプロデューサーも馬鹿ばかり」というセリフもあります。これも実感でしょうか。

「アハハ。あれはシナリオライターが本当によく言っているせりふだと思うんですよね。もちろん、何人かはちゃんとされた方はいるんですけど、打ち合わせに行くと、『本当にホンを読んでいますか?』と言いたくなるようなことは何度もあったんです」

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