GACKT「分からなくて、2回見た」 ノーラン監督「テネット」に脱帽「概念がぶっ飛んでいる」

映画「TENET テネット」ノーランを語ろう公開記念ライブ配信イベントが31日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、ミュージシャンのGACKT、映画コメンテーターのLiLiCoが登壇した。

映画「TENET テネット」を語るGACKT【写真:平辻哲也】
映画「TENET テネット」を語るGACKT【写真:平辻哲也】

松葉杖姿のLiLiCo「私も1回目は…」

 映画「TENET テネット」ノーランを語ろう公開記念ライブ配信イベントが31日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、ミュージシャンのGACKT、映画コメンテーターのLiLiCoが登壇した。

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 本作は「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」「インターステラー」「ダンケルク」と斬新なアイデア、驚異的ビジュアル、圧倒的なリアリティーで、観客に新たな世界を体験させ続けるクリストファー・ノーラン監督の最新作で、時間の逆行をモチーフにしたアクション。全世界で映画の公開延期が続く中、トップバッターとして久しぶりに公開されるハリウッド超大作となる。

 イベントは、抽選で選ばれた49人のオンライン参加のファンを前に、ノーラン監督の魅力を語り合うというもの。

 ノーラン監督の大ファンのGACKTは「(ノーラン監督作品は)狂気の世界というか、突き詰めた世界をエンターテインメントに落とし込んでいるのが魅力。『テネット』は1回見ても、まったく分からなかった。あまりに悔しくて、もう1回見させてもらった。必死についていったんですが、概念がぶっ飛んでいる。頭が固い人はついていけない。自分も頭が固いんだなと思った。2回目を見たときに、『ああ、そういうことか』というのがたくさんあった。2回目の気づきに感動した」と話した。

 13日に左膝蓋(しつがい)骨を骨折し、17日に退院したLiLiCoはこの日も松葉杖姿。「私も1回目は分からず、もう1回見てしまった。ノーラン監督のトラップにハマった。2回目は理解するんじゃなくて、感じるんだと思った。今回は音もすごかった」というと、GACKTは「ずっとバックで無限音階が続いていて、不安な感情を駆り立てるので、イライラするんですよ。自分の曲でも使ってみようと思った」と刺激を受けた様子。

 司会から「(時間の)逆行体験したい?」と聞かれると、「絶対にしたくないですね。そうとう気持ち悪い体験なんだと思う」とGACKT。一方のLiLiCoは「子どもの頃に戻って、日本語を勉強したい。18歳からじゃなくて」。最後に、GACKTは「みなさんが1回目でどれくらい理解できるのかに興味があります。分かった人はインスタのダイレクトメッセージに送ってください。謎がいっぱいある映画。1つひとつ解き明かしていければいいと思います」と見どころを語った。

「TENET テネット」は9月18日、全国公開。

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